エピソード22
花とレイバー

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あらすじ
特車二課の仕事は事件の処理ばかりではない。レイバーの安全運転の講習会など、講師として駆りだされることもある。ところがその講習会に、なぜかヤクザの親分がやってきた。その親分は花藤組の組長で、レイバーのコレクターだったのである。
自宅に招かれ、コレクションを見せられる香貫花と野明。ところが初期設定を手伝ったことから、野明はやたら組長になつかれてしまった。この組長が、同じコレクターでライバルの大那組の組長と競争するようになり、一もんちゃく起こすことになった。
花藤組の組長の自慢は、西独製の<グラウベア>。しかし、何と大那組の方は同じ<グラウベア>を買った後、金ピカに改造し、肩には桜吹雪のマーキングまでしていたのである。レイバーで勝てないなら今度は腕で、とばかりに野明に協力し始める花藤組の組長。事件現場に先回りして、ケンカしていたレイバーをやっつけてしまったのである。
その感謝状を見せびらかされた大那組長はおもしろくない。こちらも腕を見せようと事件現場に先回りして、花藤組長とバッタリ。とうとう二人は事件そっちのけでドツキあいを始めてしまった。間に入った野明の一喝で、その場は治まったものの、このまますむわけがない。
いよいよ出入りか!? 桜吹雪の舞う夜に、組長同士がレイバーで激突すれば、子分たちは長ドスをふりまわして渡りあう。事ここに至り野明も逆上、両親分をブチのめす! 香貫花は香貫花で、日本を誤解してか、単なるヤクザ映画の観すぎか、木刀ふりまわして暴れまわる。レイバーを恐いと思ったか、それとも女は恐いと思ったか、二人の組長はレイバーのコレクターをやめてしまった。