エピソード26
私が熊耳武緒です

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あらすじ
香貫花の去った後、第2小隊に新しく配属されてくる「くまがみたけお」。その名前から骨っぽい男性を想像していた第2小隊の面々だが、到着した人物は以外にも、たおやかなる線の細い女性であった。そして彼女はコンピュータに精通し、運動神経抜群で、<イングラム>の基本動作を短時間で修得するという優等生タイプ。何事もソツなくこなす彼女に対し、コンプレックスを抱き始める野明。
そんな中、第2小隊に出動命令が下る。出動直前、後藤は熊耳を2号指揮車の担当に命令。犯人は作業用レイバーで暴れまわった後、人質を取って地下溝へと逃げ込んだ。熊耳は、犯人を使用されていない作業溝に誘い込み、地上へおびき出して挟み撃ちにしようとする。作戦は見事に成功。しかし、やけを起こした犯人が、人質に銃のようなものを突きつけて脅迫してきた!
「銃を持っているのなら、地下溝に逃げ込む必要はなかったはず」と、瞬時に見抜いた野明が威嚇発砲し、犯人を逮捕する。この判断に感心した熊耳は、野明と握手を交わすのだった。
事件解決後、熊耳の正式な配属が言い渡される。階級は巡査部長で、インターポールへという声もあるほどの才女だった。驚く一同、中でも階級に弱い太田はただ愕然とするのみであった。
えりこ