マジンガーZの32の情報・感想・評価

エピソード32
恐怖の三つ首機械獣
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あらすじ
機械獣・ケルベロスJ3が、あちこちの街を襲い始めた。マジンガーZが阻止すべく出動するが、マッハのスピードで移動するケルベロスJ3に追いつくことができない。血気にはやる甲児がマジンガーZをオーバーヒートさせてしまった隙に、ケルベロスJ3は光子力研究所に襲いかかる。弓教授はスーパーバリヤーで研究所全体を覆って防ぐが、ケルベロスJ3にはバリヤーを無効化する分解光線が搭載されていた。
コメント3件
鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

マジンガーZ 第32話 恐怖の三つ首機械獣 スゴい。とんでもなく面白い。ロケットを握って空を飛ぶ絵面からお気楽な回かと想っていたけど、演出と音楽によって手に汗握る素晴らしい戦いじゃないの。空を飛べないというマジンガーの弱点を突く作戦が続く中で、ぶっちぎりで面白い。 前半戦、現場が指揮を無視したためマジンガーと機械獣ともに壊れてしまう。これで双方が互角であることがわかる。後半戦、強化された機械獣が研究所を破壊、オーケストラのBGMがかかり今までにない大ピンチに追い込まれる中で、マジンガーが空を飛んで大逆転。ギリギリの戦いの末の辛勝。 この戦いの何が良いって、マジンガーが無敵の神ではなくなったことが決定的になる点でしょう。わざわざ兜甲児に「マジンガーZは万能の神なんだ」と言わせているし。これまでも敗退することはあったけど、ここまで心情的に追い詰められたのは初では。 しかもここで渡辺宙明じゃなくて伊福部昭が流れるのが激アツ。「なんかいつもと違うぞ!」と空気が変わる。パターンが崩れて、本当に瀬戸際の大勝負だったんだという雰囲気に。これがとんでもなくカッコいい。 マジンガーが壊れるのも、エネルギーの消耗や駆動部の破損というメカっぽさが強調された負け方なのも良い。あくまで機械だから、根性論ではどうにもならない。適切な使い方をしないと壊れるし、飛行機能がなければ空を飛ぶ機械獣と戦えない。 その上でロケットを握りしめて飛ぶというムチャクチャをやって、最後にDr.ヘルに「ロケット工学を無視した方法」と言わせてフォローする。兜甲児側では冒頭の占いを最後のオチに持ってきて〆。無駄がない。こんな面白い回が来たら、ジェットスクランダーはさぞ盛り上がるだろうなぁ。楽しみ。 あと、極端な前傾姿勢で両腕を後ろにまっすぐ伸ばして走る聖闘士走りって、こんな昔から使われていたのね。このポーズになるまで段階を踏んでいるのがまたアツく、この場面のハラハラ感はホント最高。
なあにいっちゃってねぼすけやろう
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ボム5

ボム5

溶解液、熱線、超音波。