へうげものの33の情報・感想・評価

エピソード33
暗黒のTea(ティー)-王
拍手:0回
あらすじ
寄せては返す波が白浜に美しい模様を描いている。相模国由比ヶ浜。おりしも波に沿って走る騎馬の一団があった。その先頭をいくのは千利休と古田織部だ。利休が馬を止めしばし辺りを眺める。打ち寄せる波の景を風炉の灰形にいかせぬものかと思っているのだ。いついかなる時も数奇心を忘れぬ宗匠の生きざまに織部は感服する――だが利休は本能寺の真実を織部に明かす腹づもりであった。