木曳野皐

チェンソーマンの木曳野皐のレビュー・感想・評価

チェンソーマン(2022年製作のアニメ)
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原作途中で読むの辞めてしまった。(怪獣8号と同時に読み進めてて怪獣8号の方にハマってしまったから)
そんな私がアニメを視聴した感想。
「実に面白い。」

ただ個人的に【メイドインアビス】みたいな【ドロヘドロ】みたいな「死んで欲しくない(勝って欲しい)キャラについての深堀がないとのめり込めない」って人にはオススメしない。
ドロヘドロ並にスピード感はエグいし、
見慣れないヌルヌル動きすぎる3Dアニメには慣れるのに時間がかかった。
だけど描写は文句無し満点。迫力もあるし、チェンソーで切られる痛々しさってのが存分に描かれてる。特に毎度毎度デンジは痛そう。
だが他アニメより少し物足りないと感じてしまう原因はやっぱり「深堀が欲しい!」ってところだったし、わざとそういう作りにしてるんであればもう少しほんの少しだけでいいから「日常」と「戦い」の極端に分けられた日々ではなく、私たち一般人の生活にもう少し寄り添った場面が欲しかったかな〜という印象でした。
そして何よりデンジ(主人公)が途中で死ぬサブキャラみたいなのが私にはハマらないのかもしれない(自己分析)。なんて言うかなぁ、バカでアホで頭悪いけど憎めない奴、負けて欲しくない奴でもない。
某ルフィみたいに仲間思いなわけでもないしね。デンジの場合バカでアホで頭悪いし簡単に負ける。でも血で復活するというチート点があるのでそこを上手く表現しないとなかなか応援するのには難しいキャラクターだよね。それ故、今後デンジがどうなっていくのかはすごく気になるけどね。
でもやっぱり実に面白かったよ。
なんかマキマさんみたいな話し方になっちゃうよね。

何よりなかなか無いであろう毎度毎度変わるEDとそのムービーについて私は1番話したい。抜擢されたアーティストも文句無しながらその曲に合わせたEDのアニメーションが1番好きだったと言っても過言は無い。マキシマムザホルモン「刃渡り2億センチ」people1の「DOGLAND」、女王蜂「バイオレンス」、EVE「ファイトソング」、anoちゃんの「chu!多様性」についても“書き下ろし”として中毒性のある音楽の作れるというのは凄いと思う。
OPを米津玄師にしたのも大正解だと思ってて、私は元々米津玄師好きなんだけど今回の楽曲全然ハマらなくて…でもアニメを観てやっぱりハマるから、これは【感電】でも【ピースサイン】でも【orion】でも【Lemon】でも言えることなんだけどやっぱり米津玄師って「書き下ろし楽曲凄い」です。
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