派手な舞台と変態作画と沢城みゆきさんが見所
1話目から相当な気合を感じた本作。
AimerさんのOP映像から、イメチェンしてもう一山当てるぞ‼︎という製作陣の声が聞こえた。
モノローグ多すぎ問題が改善されるか注目していたが、そこは結局、原作をあまり弄らない選択にしたようだ。
というか、作画枚数多すぎ問題(?)が気になってモノローグどころではなかった。
得意の画へのこだわりで脚本をカバーした感。
何を置いても作画が本当に凄い。
これは業界最高峰であって業界基準じゃないって声を大にして言わないと心配になるレベル。
1期から作画は手放しで絶賛モノだったがここに来てさらにパワーアップするとは。原作沿いだがカメラワークを変えて何倍もカッコよくなってるシーンのオンパレードだった。
10話の作画に関しては、完全に“一線を越えた”。普段からアニメ見ている層は絶対全員「そこまでしなくても」と言う。
どういうこと?なぜそこまで? 誰に向けて?もしやufoは鬼滅で全世界を‘わからせ’、資金調達経路を盤石化して、アニメ業界全体の境遇アップを狙ってるのか?って熱量だった。
そしてこの作画技術を十分に発揮するために、遊郭という豪華絢爛な舞台はもってこい。アニメーション‘わからせ’いつやるの?今でしょ‼︎だったんだろう。
さらに語りたいのは沢城みゆきさん。
この激ヤバ作画に芝居負けしなかった沢城さんは化け物。堕姫の表情から出る想像以上の声が、作画の熱量と拮抗していた。
沢城さんのお芝居は遊郭編の魅力を段違いに上げ、「どうせ作画だけだろ?」と言わせない作品にしてくれた。