キャシャーン Sinsの9の情報・感想・評価

エピソード09
滅びの谷に咲く花
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あらすじ
朽ちかけたロボットを、別の複数のロボット達が崖の上から突き落とそうとしていた。助けようと割って入ったキャシャーンであったが、ロボット達共々崖下に転落してしまう。そこは、機械の残骸が無数に散らばる、ロボットの墓場であった。そしてそこには、もの言わぬ少女のロボットが一人で暮らしていた。キャシャーンと、彼と一緒に落ちてきたロボット・ボルトンに、少女はにこやかな笑顔を向けながら、手にした花束を渡そうとする。偶然、そこへやってきたリンゴとオージ。オージによれば、この少女はずっと以前からこの谷底に暮らしていて、既に頭の回路の崩壊が進みすぎ、直すことが出来ない状態なのだという。スクラップの山の中で小さな花畑の世話と、一体の人形をまるで自分の主人の如く扱いながら生きてきた少女。その姿に、キャシャーンはこの少女の悲劇もまた、自分がルナを殺したためかと苦悩する。一方、崖の上に残ったロボット達は、仲間を募りロボットの墓場へと向かっていた。彼らはあのキャシャーンと闘った黒いスーツの男「ディオ」を救世主と崇め、その軍団に入るためにキャシャーンを差しだそうと考えたのだ。その企みを知ったリューズは先回りをして、墓場でキャシャーン達を見つけるが、そこにいた少女を見て驚きに声を上げた。その少女・ニコは、かつてルナの召使いロボットだったのだという。そして、ルナの名前を聞いたボルトンは、更に衝撃的な話をキャシャーン達に聞かせた。世界の何処かにルナが生きており、ロボットにも人間にも平等に命を分け与えている……そんな噂があると。