エピソード15
死神ドゥーン

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あらすじ
再びルナの居場所を探し、枯れた大地を行くキャシャーンとリューズ。彼らは死にかけて半ば砂に埋もれた、一体のロボットを発見した。意識も消え掛け、キャシャーン達の存在にも気付かないロボット。しかし彼は虚空へ向けて手を伸ばし、まるで見えない何かを掴もうとしていた。その様子が気になったキャシャーンは、ロボットの傍らで休息を取り、彼の最後を見届けようとするのだが……。ふいにフードの落ちたそのロボットの顔を見たリューズが、驚きに目を見張った。それは姉のリーザと共に、ルナを護衛していたドゥーンであったのだ。かつては「死神」と恐れられたドゥーンも、今は滅びに取り込まれ最後を迎えようとしていた。だが、そこに突如野盗ロボット達が現れ、キャシャーンに襲い掛かった。目の前で闘うキャシャーンの姿を目にしたドゥーンの脳裏に、彼が最後に見たルナの姿が蘇る。あの日、彼女をその手にかけたキャシャーンの姿と共に……。その瞬間、怒りの咆哮と共に起き上がるドゥーン。朽ちかけた全身に殺気を漲らせ、再び「死神」と化した復讐鬼が、キャシャーンに襲い掛かった。