エピソード18
生きた時これからの時間

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あらすじ
気付くと見知らぬ場所にいたリューズ。無数の道へと繋がる分岐点。しかもそこには死んだはずの姉、リーザの姿が。彼女は死の際に妹に残した言葉をかける。「キャシャーンを殺せ」と。再びリューズの意識が焦点を結ぶ。今度は、彼女は記憶に残る懐かしい場所にいた。そこはかつて住んでいた自分の家。しかもその傍らには、やはり死んだはずのリーザが立ち、優しく微笑みかける。街へと出るリューズ。発展の極みへと達した文明社会。巨大な建造物が林立し、崩壊の兆しはまるで見られない。だが、その様子に、リューズはふいに違和感を覚える。そして甦る、姉とかわした共にルナを守るという約束の記憶。しかしその世界は次第に崩れはじめる。次々に変わる悪夢のような情景の中、リーザは繰り返し妹へと訴える。「キャシャーンを殺せ。仇を討て」と。全てが夢であることに気付くリューズ。だが夢は覚めず、そして彼女たちの前にキャシャーンが現れる。再び響く姉の言葉に、刃を向けるリューズであったが……。