エピソード19
心に棲む花を信じて

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あらすじ
旅の果て、キャシャーン達はついにルナがいるという城の間近まで辿り着いた。しかし、城へと続く山道に掛かる吊り橋を渡るキャシャーン達の前に、カストルとヘレネという男女二体のロボットが立ち塞がり、襲い掛かってきた。二体を迎え撃つキャシャーンとリューズ。激闘の末、キャシャーンがカストルを谷底に落とし、ヘレネが後を追って谷底へと去っていく。その闘いの中で、リューズは自分の無力さを思い知ることになる。日が暮れ、城へと続く洞窟の中で夜を明かすことにした一行。だが、リューズは気が立ち、キャシャーンやリンゴにまで声を荒げてしまう。彼女の身体は、徐々に滅びが進行しつつあったのだ。洞窟を抜けた先に広がっていた花畑で倒れたリューズは、キャシャーンに身体を気遣われ、更に焦り、苛立つ。徐々に速度を増しながら近づいてくる死。そして自分の中で確実に変化しつつあるキャシャーンへの想い……。自分は一体どうすればいいのか? キャシャーンへの復讐も出来ず、滅びていくだけなのか? 答えの出せないリューズは、真夜中にキャシャーンを再び花畑へと連れだし、彼に拳を振り上げるのだった。