キャシャーン Sinsの20の情報・感想・評価

エピソード20
誰がために花は咲く
拍手:0回
あらすじ
色とりどりの花々に囲まれた、滅びを知らない美しい街。そこへ、朽ちかけた一体のロボットがやってきた。それはあの、「死神」ドゥーンであった。かつての主人の幻を追って、軋む身体に鞭を打ち、ようやくそこへ辿り着いたのだ。そしてそんな彼の前に、ついに夢にまで見続けた少女が現れ、笑顔で出迎えたのだったが……。その数日後、キャシャーン達もまた、その街へと辿り着いていた。「治療」が行われているという建物の前には、奇跡を待ちわびる者達の長蛇の列が出来ている。その扉が開き、奥から一人の少女が姿を現す。月という名の太陽・ルナ。あの日、キャシャーンがその手に掛けたはずの少女は、やはり噂通り生きていたのだ。少女を崇める人々の声が響く中、キャシャーンは街を行くドゥーンの姿を見つけ、後を追って声を掛ける。だが、追い求めたルナにようやく再会したはずのドゥーンは、まるで悲しみをたたえたような瞳でキャシャーンを見返し、言葉少なに彼らの前を去るのだった。その夜、治療を待つ者達の列はとぎれること無く、自分の順番を待ち続けている。キャシャーンもまた、リューズとリンゴのためにその列に加わっていたのだが……。そんな中、治療を受けに建物へ入った死にかけていたロボットが、再び生気を漲らせて扉から出てくるのを目の当たりにするキャシャーン達。滅びを止めるというルナの力、それはどうやら本物であるらしい。だがキャシャーンは、癒しを受けたはずのロボット達の、信じられない行動を目撃してしまう。