エピソード21
失望の楽園

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あらすじ
ついにルナと対峙したキャシャーン。だが全ての者に癒しと再生を与えているはずのその少女は、彼らが想像していたのとはまるで異質な存在であった。確かに彼女の力は、朽ちかけた者達の身体を癒す。それでもその力は何者も救ってはいないと言い放ち、その場を去ろうとするキャシャーン。しかし逆にルナは言う。自分は滅びを止めている、それが悪いことなのかと。彼女の問いに言葉を詰まらせるキャシャーンに、ルナは癒しを求めるならばいつでも来いと笑顔を向けるのだが……。ルナとその力を実際に見たリューズとリンゴは、ルナからの癒しは受けたくはないという思いを強くしていた。しかし、確実に滅びが蝕みつつある二人の様子に悩み、やはりルナの癒しを受けるべきではないかと考え直すキャシャーン。そこへ、ルナの力を解明するために別れていたオージが遅れて街へとやってきた。ルナの癒しを受けた者の姿を実際に見、その奇跡を受けさせようと、リンゴをルナの元へ連れて行こうとするオージ。ルナは嫌いだと嫌がるリンゴに、それでも死なせたくないのだと小さな腕を強く引く。キャシャーンとリューズは、それを止めようとするのだが……。その時、ロボット軍団を引き連れたディオとレダが、街へと攻め入って来た。