エピソード24
巡り咲く花へ

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あらすじ
癒しを受け入れず、ルナの元を去ったキャシャーン達。だが、それでも破滅からの救いを求め、今日も多くの者達がルナの城を訪れる。ルナをその手にし、世界を滅びから救った英雄として再び王の座に君臨した、ブライキング・ボスを讃えながら。だが、やはりそこにはまだ歪みが蔓延したままであった。死を忌み嫌うルナ。滅びが進み癒しの力が及ばない者は、まだ生きていようともルナの前には連れて行かれず、その場で抹殺されてしまう。その様子に、ブライキング・ボスは自問する。世界は本当に救われたのか……? その頃、キャシャーン達は人気のない山間で、静かな生活を送っていた。花を育て、自然の中で暮らす日々。徐々に滅びが迫る中にも、これまでにない穏やかな時間が流れていた。しかし、死を極端に恐れ始めたルナが、滅びの進行している者達の破壊を命じる。死を消し去るために、再び死が蔓延し始める世界。やがて、かけがえのない大事な者達を失った時、キャシャーンは決断する。あの日誓った、二度とは闘わないという思いを胸の奥にしまい込み……。そして、ブライキング・ボスとルナの城に、再びキャシャーンが姿を現した。ある決意をその青く光る瞳に秘めて。