エピソード10
其の二拾三 ひまわり、故郷に帰る

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あらすじ
日向ひまわり、久しぶりに故郷に帰ってきました! でも、ただばっちゃに会うためだけじゃないんだ。この前、ハヤト殿のお友達の湖太郎さんから衝撃の言葉を聞いてしまって、それが本当かどうかを確かめにきたというわけ。ハヤト殿も同じ目的で、私の故郷に来たの。なぜならその言葉というのが、私とハヤト殿に作り物の記憶があるということだから……。なぜ私たち2人がそうなのかはわからないし、信じたくなかった。だけど、故郷の村の人たちは、私が小さい頃に起こったはずの出来事を誰も覚えていなかったの。10年前にできたと思っていた用水路も、50年前からあるっていうし……。本当に、私の記憶は作られたものだったの?
でも、ばっちゃは覚えていてくれた! 私が熱いお風呂が好きなことや、昔飼っていた犬のタロウのこと。やっぱり、私とばっちゃは家族だったんだ! それから、私とばっちゃとハヤト殿の3人で、家の囲炉裏を囲んで楽しい話をたくさんしたんだけど、私がアルバムを見ようとすると、なぜかばっちゃは話をそらそうとするんだ……。
私はそれが気になって、夜中にタロウのお墓があるかどうかを確かめに行ったの。そうしたら、ちゃんと昔の場所にお墓が残っていた。でもそれだけじゃ納得できなくて、タロウが眠っている木箱を掘り起こそうとしたら、家で寝ているはずのばっちゃが私の後ろに! そのあと、ばっちゃが私に話したことは、本当に信じられない、信じたくない事実ばかり……。それがもし本当だとしたら、私は一体何者なの……!?
©GoDo/「ひまわりっ!!」製作委員会