映画ケーン

小林さんちのメイドラゴンの映画ケーンのレビュー・感想・評価

小林さんちのメイドラゴン(2017年製作のアニメ)
4.2
トールとエルマがただただ可愛くてニヤニヤ観ちゃう。
謎OPもEDも可愛い。

日常系として、「なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ。なるべくいっぱい集めよう」という『情熱の薔薇』の様な話。

家族欲しいかもって思う。

少し鬱陶しいけど、かと言って、居なきゃ寂しい。そんな存在と共に平和を歩もうではないか的な話ではあって、そこは観てて「良いな」って思う。
でも、アニメを観る様な僕らオタクには彼女達の様な存在は実際は居ない。「それは僕らにとっての『アニメ』でしょう」という見方も出来るけど、そこで「象徴」に逃げるのはズルい。
もう少し商業的な意味で視野を広げて、オタク以外を対象に入れた作品だとしたら(京アニだからあり得そう)。「彼ら(オタク)の様な変な事言ってる人達だって面白いんだぜ」的なメッセージとも考えられなくもない。でも、そういうのに対してイラッと来るのが僕らオタクの面倒臭いところ。

「日常の楽しさ」は分かるけど、仕事場か学校とスーパーと自宅を往復する毎日のどこにトールがおるんじゃああああ!!と叫びたくなるw
まぁ、トールさんが可愛いので許します。

カンナちゃんは、(作り手の)あざとさが見えてあまり好きになれない。『ノーゲーム・ノーライフ』の白的な。

正直中身はあんま無いけど、動きの面白さ、動きの可愛さで見せきってしまうのは流石。
ドラゴン視点からの「あ、〇〇魔法ですね(知ったつもり)」みたいなギャグとか面白かった。

意地悪言うと、京アニの「あの動き」が無きゃ見てられないし、キャラが可愛いとも思えなかっただろうと思う。京アニのアニメ技術の高さに依存してて、それでのみ生きてる様な作品。それを言ったら『けいおん!』とかもそうなんだけど。
まぁ、その「あの動き」が面白過ぎるんだけど。
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