わんさか出てくるかわいいどうぶつ達。何も知らず一方的に「紙兎ロペ」みたいな日常系かと思って観始めたけれど、シリアス/ミステリー展開。面白くて一気に観終えた。
アニマルキャラの画的な魅力付けで内容がまやかされてる部分もあるけど、人間の造形でやられるより各キャラに感情投影しやすい巧い設定。
やや胃もたれするサブカル臭・社会問題感も、動物とのコントラスト出すためにあえてアク強めに味付けしてたんだろうなと思う(逆にサブカル・批評性の臭み消し？)。
物語の中身以上に、語り方やフォーマットが重要だと改めて感じた。
なんで動物なのかの意味を含めて、メタレイヤーに視座を一段上げながら、各キャラの視線を小戸川の怒涛のクライマックス一点に収束させていく満腹感ある最終話。なんかポールトーマスアンダーソンの「マグノリア」っぽい。
大円団。と思いきや、異物を腹の中に残していい具合の消化不良感にさせて終わった。
______________________________
❶OP曲
音源はプレイリストになんとなく入れていたので何度も聴いたけど、日本のカルチャーの内輪ノリ感(勝手な印象)に冷めてしまうので消していた。第一話のオープニングを観て、うわぁ最高…と思い、復活させた。
