ガン×ソードの9の情報・感想・評価

いつも以上に駆け足脚本だけど、プロットは良い。 同じように虐げられ、お互いがたった一人の友人だった二人。だからこそ生まれてしまった、マウントの取り合い。言語化されないわだかまりが残ったまま、一人は外に、一人は内に、自分探しの旅に出た。 だが一人は、自分探しと承認欲求を混同。ウケるために善悪を二の次にしたので、当然のように最悪の悲劇を招いた。親が命を懸けたメッセージが、かえってその闇を増幅させたのがなお悲しい。虚ろな目で熱く焼いた鉄芯は、何を燃やしたのか。 一話完結させながら、大筋の外形が少しずつ明らかになってきた。良いテンポだと思う。