平田一

ゾイドジェネシスの平田一のレビュー・感想・評価

ゾイドジェネシス(2005年製作のアニメ)
4.2
無印とは一味違ったゾイドになってるのみならず、自然や人間、テクノロジーとの共存や在り方を全50話で存分に描き切っていましたね。

村のエネルギー源たるジェネレーターを破壊され、修理のために旅立った少年たちの物語。

壮大なスケールで描かれる本作は、戦争やそれに伴う二次被害のみならず、人智を越えた自然の力、人と大地の調和といった、深いテーマを説教臭く描いてないのが特徴です(あくまで個人の見解です)。

加えてゾイドシリーズ史上、ジークやフィーネ以来といえる最大のブラック・ボックス「ムラサメライガー」の素晴らしさ。形態変化どころじゃない「エヴォルト」の能力や繰り返される大刀の帰還シーンの熱さとか、存在自体が人智を越えたミステリーで最高です! 当時これのプラモデルを有無を言わさずゲット出来たときはホントに嬉しくって、懐かしい思い出です。

他にもライバルポジションのザイリンのカッコ良さ、ソラノヒトが関わることでもっと広がるストーリー。これほどまで壮大なスケールは勿論ですが、一種の神話や戦史といえるストーリーの奥深さを詰め込んだアニメーションはホントに久しぶりでした。

Blu-ray box、金貯めて買いたいなぁ。
また見られる機会を絶対作りたいゾイドです!
平田一

平田一