平田一さんの映画レビュー・感想・評価

平田一

平田一

スーパーマン(2025年製作の映画)

4.9

たくさん笑って、応援したり、共感出来て喜んで…こんなに気持ちが溢れ出たスーパーマンをありがとう!

スーパーマンのオリジンは的確に短縮で、しかも字幕処理という采配にビックリで、おまけに負けてしまったっ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.9

仕事疲れも忘れたよw

メチャクチャ面白かったw

はち切れんばかりに溢れる刑事映画オマージュとオマージュだけで終わらせない仰天同地のオリジナリティ。存分に笑わせて、時々ホロリとさせながら、とんでもな
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ヴァージン・パンク Clockwork Girl(2025年製作の映画)

3.8

『メゾフォルテ』以来な気がする“エロロイド”案件を、豪快なバイオレンスエロアクションシリーズで炸裂させてくれただけで個人的には満足ですw

出だしも出だしだから次がメチャクチャ気になるが、結構ビックリ
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罪人たち(2025年製作の映画)

5.0

フルスクリーンIMAXレーザーGTの洗礼をいきなり喰らって、ラストまでまさに興奮覚めやらぬ。盛大なジャンル映画で音楽映画でありながら、黒人が築き上げた文化をも搾取する様々な至上主義者への痛烈な一撃や、>>続きを読む

F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.9

『トップガン マーヴェリック』の二番煎じと邪推をしたが、実際はこの映画でなければ出せない魅力大! エースレーサーのみならず、裏方で戦ってる技術者や仲間たち…負けチームが唯一無二のチームへ昇華する姿、思>>続きを読む

ブラッド・クリーク(2009年製作の映画)

2.9

なかなかそそられる設定と後にアメコミ映画において有名キャラを熱演した役者陣の共演に自然と口角ニヤリですw クライマックスなんかもうゾンビ化したマグニートvsスーパーマンになる前のクラーク・ケントのバト>>続きを読む

インディアナポリスの夏/青春の傷痕(1997年製作の映画)

2.1

これは全然面白いとも、共感も出来なかった。

帰還兵の退廃的な青春ものに見えるけど、その前の『青春の輝き』よりも共感できず、主人公の言動も優柔不断ばっかすぎ。酒に頼って肝心なところで不能になるとこは、
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青春の輝き(1992年製作の映画)

3.7

全編ハラハラドキドキの青春模様になっていて、ブレンダン・フレイザーの主人公も良くて、ディロン役のデイモンも人間臭くて好きですね。

ユダヤという出自を隠して生きなければならない訳、素晴らしい友人を尊重
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モール・ラッツ(1995年製作の映画)

3.7

サイテーだし定職にもつかないロクデナシコンビ、自称破壊屋のジェイ&サイレント・ボブといった、最低と可笑しさが同居するキャラクターがこんなにまで溢れているとは、予想外過ぎましたw

初めてのケヴィン・ス
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ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

4.8

チグハグにも程がある殺し屋兄弟の掛け合い、引き離された一家族、元上司と元部下…残酷な試練によって繋がった三組が、卑劣な悪に異なる形で迫るのが良かったし、何より前作の良いとこをグレードアップさせていた、>>続きを読む

隣の家の少女(2007年製作の映画)

3.7

これ演じる役者陣は大変だっただろうな…子供たちは勿論だけど、叔母ルースを演じた人もここまでの腐りきった人間大変だったろう…

本編は偽りナシの不愉快のオンパレード。実話ってとこもまた非常に不愉快極まり
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.8

心臓が三回は圧迫される事態来て、『ミッション:インポッシブル』史上最大規模のピンチ来て、救うカギはイーサンであり、

「人が人に託す」

という、まさにこのシリーズだから証明できる「武器」という、ファ
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X エックス(2022年製作の映画)

4.2

#火曜9時の映画時間。
130本目!

定番のスラッシャー映画なのかと思ったら、節々にとんでもない捻りを効かせていましたね。

導入は『悪魔のいけにえ』的な感触なんだけど、あちらのテキサスイカれ一家み
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ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット(2004年製作の映画)

4.1

未公開シーンを加えたディレクターズ・カット版。何故か劇場公開版がどこの配信にもなくて、夜9時に見るはずだったこちらのバージョンを鑑賞。

まず冒頭9分間の説得力がスゴかった。一人の少女の攻撃から終末が
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ハンテッド(2003年製作の映画)

3.5

決着が思っていたよりアッサリと終わったし、全体的に地味さが目立つ追跡アクションでしたね。

筋立ては別の角度から捉えた『ランボー』ですが、劇中でL.T.が教え子たちに告げていた、

「心を切り離せば、
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.5

かつてメリル・ストリープは、

「40歳になったとたん、魔女の役を立て続けに3つもオファーされた」
「出産年齢を過ぎた女性はグロテスクとみなされるのだろうか」

と、藤えりかさん著(「なぜメリル・スト
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G.I.ジェーン(1997年製作の映画)

3.6

今週からついに観られる『サブスタンス』のタイミングで、絶対に観たかったデミ・ムーア主演作。リドリー・スコット低迷期の一本と言われてますが、個人的には思いがけない拾い物の佳作です。

60%の脱落者が当
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新幹線大爆破(2025年製作の映画)

3.8

シチュエーションを存分に活かしていたのみならず、『新幹線大爆破』のリメイクでありながら、後日談も兼ねているなかなかのハイブリッド。予想していた以上に、最高の映画でした!

前半のサスペンスを持続させる
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ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

4.2

俗に言う明晰夢を冒頭でやっていたのび太くん、アンタ何気にスゴいことやってるよ。『インセプション』のコブですらあそこまでは出来んだろw

というわけで、子供向けとは思えない作品です。原作者の藤子さんが脚
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ミッション・トゥ・マーズ(2000年製作の映画)

3.2

火星調査中に起こった謎の事件とクルーの安否を確かめるために向かった救助チームの物語。

随所にこれまでの作品でデ・パルマが取り組んだアプローチやモチーフがしっかりと滲み出て、冒頭のカメラワークにしても
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サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

3.9

人生の落伍者や前科者のメンバーが外敵と自分自身の内面に対峙する。思った以上に掘り下げが効いててシンパシーですし、A24味がニヤリで楽しかったです。

特にメンバーが直面する拭えない過去や罪が背後から迫
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天国の日々 4K(1978年製作の映画)

4.2

前回の『バッドランズ』に続いての鑑賞です。この時からマジックアワーを駆使したカメラワークとか、大自然の足元で起こってしまった愛憎劇。どこをとっても監督の個性が非常に効いていて、息詰まる愛憎劇の行方も見>>続きを読む

バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.8

テレンス・マリック監督の長編監督デビュー作。向こう見ずな青年キットと少女ホリーによる逃避行が中心で、実話がベースの物語。

内容は物騒で殺伐としてるけど、どこか一夜の夢のような雰囲気になっていて、ホリ
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インフェルノ(1980年製作の映画)

3.4

『サスペリア』以外は観てないダリオ・アルジェント作品。町ぐるみで魔女に関わる暗躍者が続出で、主役だと思った人が次々とお亡くなり。良くも悪くも予測できない展開になっていて、けどスッゴく行き当たりばったり>>続きを読む

ニュー・ワールド(2005年製作の映画)

3.6

音と映像と音楽の扱い方がやはり良い。風の音、空の色、草木を触るときの音…その一つひとつが大切にされていて、聞けば聞くほどASMRのようで癒される。冒頭の映像と劇伴に触れた時、全身が一瞬でリラックス出来>>続きを読む

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

4.4

『キラー・ジョー(KILLER JOE)』(2011年・アメリカ)

監督:ウィリアム・フリードキン
主演:マシュー・マコノヒー、エミール・ハーシュ

今は亡き『エクソシスト』の鬼才ウィリアム・フリー
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大脱出(2013年製作の映画)

3.4

シュワちゃんとスタローンが並ぶだけでも壮観なのに、ガッツリの初共演。安心感高いです。

『エクスペンダブルズ』1作目で見せた予行練習と『2』で見せた肩慣らしの腕力・火力増強アクション。からのプラス頭脳
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ビッグスターへの軌跡 7(2000年製作の映画)

3.2

配信に流れていないセガール映画その2(その1は『沈黙の陰謀』)。厳密にはスターに密着するドキュメンタリーですね。

アクション映画にかけるセガールの思いとか、自作の中に様々なテーマを盛り込む理由とか、
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マイ・ジャイアント(1998年製作の映画)

1.6

口八丁手八丁の全く売れないマネージャーと巨体故に迫害された男性の物語。

主人公の性格がどうにも相性が悪く、物語の運び方も正直テンポが悪かった。

終盤の展開とセガールの本人役は一転して面白く、特にセ
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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

4.8

フィルムカメラとデジタルカメラ相互の歴史を掘り下げて、過去現在未来の状況、あらゆることを語り合う。

昔観てあまりにも素晴らしかった作品で、プレミア価格も承知で買ったBlu-rayに感謝です。

観て
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ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

3.8

今や『TENET テネット』で知られるジョン・デヴィッド・ワシントンが製作にも参加しているポスト・アポカリプス・アクション。世界観は「北斗の拳」や『マッドマックス』的だけど、ヴィジュアルで差別化をして>>続きを読む

アジャストメント(2011年製作の映画)

3.8

NYを魅力的に描いていたのも良かったし、細かいところにディック要素が詰まって飽きなかったです。

4Kテレビで本作を観たから強く思った。NYの色合いがどこか青い感触で、日夜全部が魅力的に見えてボクには
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ワイルド・バレット(2006年製作の映画)

3.8

「一夜の悪夢」を濃厚圧縮したような佳作です。

この後の『正義のゆくえ』も良かったウェイン・クラマーの、たった一夜の阿鼻叫喚のある意味リアル鬼ごっこw ジョン・ウェインを崇拝するロシア生まれのDV親父
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ポンペイ(2014年製作の映画)

3.1

実在した古代都市ポンペイの崩壊をラブロマンスと剣闘士ものを織り込んだ作品。デュマの『三銃士』映画化に続く歴史ものですが、ラストシーンも含めて、異色のアンダーソン作品。かといって傑作ってレベルに遠く及ば>>続きを読む

ソウX(2023年製作の映画)

3.8

これまでのシリーズで温かみ(?)がありました。殺人鬼ジグゾウことジョン・クレイマーのこれまでは、残虐なゲームを仕掛けるイカれた黒幕でしたね。けれど今回はクレイマーにフォーカスを当てていて、殺人鬼ではな>>続きを読む

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.1

海外版の東宝のロゴ、初めて見たなぁ。そんな感じなんだって、新鮮に感じました。

それはさておいて、前半の30分は必要?

『戦国自衛隊』を見ていて思い出したけど、にしたって退場するキャラは大して魅力
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