きんた君

ぼっち・ざ・ろっく!のきんた君のレビュー・感想・評価

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年製作のアニメ)
3.3
"陰キャ+バンド"という作品の基本軸に対して、個人的には美少女要素が完全にノイズでした。
この設定でやるならビジュアルも「キモ臭芋童貞」か「偏屈サブカルブス」にしないと納得せんぞ……!
いや、そんなもん誰が見たいねんという話ですが、そうなんです。本来バンドやるような陰キャの青春なんて直視出来ない気持ち悪いモノなのです。
バンド周りの中途半端な解像度の高さ(=リアリティ)と、キラキラ&カワイイで装飾されたアニメ的なファンタジー部分の乖離がちょっと自分にはハマり切れませんでした…。

作中のオリジナル楽曲もアニソン感薄めでかなり忠実にギターロックやってて驚きはしたものの、やはり"ボーカロイドで作ったロック系の曲"的なコレジャナイ感も拭えず。。

というか、そもそも熱を入れて観るような作品では無い、というのが正解なのでしょうか。可愛らしいキャラクター達がわちゃわちゃやりつつ、その成長をやんわり見守るような。
あとギャグパートで結構尖った表現を取り入れてるので、その辺はフリクリとか信仰してるサブカル層へのウケを狙っているのかも知れません。(良いと思います)


全話視聴後、自分がいかに凝り固まった老害思考を患っているのかちょっと自問自答してしまいましたね……
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