『アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル』が配信されているサービスは見つかりませんでした
高級ホテル、グランド・メトロポリタンのパーティーで、ポワロは騒動を起こしている謎の美少女メイベルと出会い、そこで世界的に有名な真珠の首飾りの盗難事件に出くわす。盗まれたのは、大富豪オパルセン夫人のホテルの部屋。ドアや窓には鍵がかかっており、完全な密室。犯行可能なのは、その部屋に居たメイドと小間使いの二人だけ。警察は小間使いを捕まえたが、ポワロとメイベルは犯人は違うと考え、動きだした…。
マープル伯母さんのとりなしで、探偵になる許しを父親から得たメイベルは、ポワロ探偵事務所の戸をたたくが、あっさり断られてしまう。あきらめきれないメイベルは、住む所を決めようと不動産屋を訪ねる。とても安くいい物件の情報を得て面接に行ったが、名前を言っただけで断られ、入れ違いに来たロビンソン夫妻に決まった。この一件に何かを感じとったポワロは、同じアパートに部屋を借り、ヘイスティングスに見張らせた…。
メイベルはマープルのもとを訪れていた。そこに、若い男女チャーミアンとエドワードが相談にくる。おじの遺産がどうしても見つからないので探してほしいという。おじさんは遺産をどこかに隠したらしいが、死ぬ間際に「二人とも心配はいらない」と笑い、右目の下を軽くたたきウィンクしただけだったという。二人は、すでにおじさんの屋敷の中を探し尽くしていた。屋敷に行ったマープルとメイベルは、書斎を調べ始める…。
メイベルの友人グラディスは、ラヴィニア夫人のメイドをしていたが、ブローチを盗んだ疑いで暇を出された。メイベルはマープルに相談し、二人でラヴィニアを訪ね、考え直してくれないかと頼むが断られる。近所の夫人たちは「今どき、新たなメイドは当分見つからないだろう」とうわさし合っていた。ところが、すぐ新しいメイド・メアリーがやって来る。仕事はテキパキこなし、礼儀正しく性格もよく、申し分のないメイドだという…。
ポワロ探偵事務所に1通の手紙が届いた。差出人の署名は「ABC」。手紙には、「6月21日、アンドーバーに注意することだ」と書かれていた…。
Bから始まるベクスヒル・オン・シーという名前の街で、Bから始まるベティ・バーナードという名前の女性が殺された。現場には、またもやABC時刻表が残されていて、事態は連続殺人事件の様相を帯びてきた。ベクスヒルで捜査を開始したポワロたちは…。
Cから始まるチャーストンという街で、Cから始まるカーマイケル・クラーク卿が殺された。スコットランドヤードは、一連の事件の詳細をとうとう世間に公表した。そんな中、被害者の関係者たちがロンドンのポワロ探偵事務所に集まった。
Dから始まるドンカスターという街の競馬場で、犯人を捜すポワロたち。ところが、第4の殺人事件は思わぬ場所で発生した。
フランスとの首脳会談の前日、イギリスのマカダム首相が何者かに狙撃され、軽傷を負った。そんななか、ポワロ探偵事務所を訪れたエステア内務大臣は、マカダム首相が誘拐されたことを告げ、ポワロに捜査への協力を要請した。
出港禁止命令を無視して、フランスからイギリスへなんとか戻ったポワロたち。激怒するエステア。ポワロたちは、マカダム首相が狙撃されたウィンザーで捜査を始めた。
エジプトでメンハーラ王の室式墳墓を発掘しているチームのメンバーが、相次いで謎の死を遂げた。新聞は、墓を暴いた報いでメンハーラ王ののろいがかかっているのでは、と書きたてた。そんななか、死亡したウィラード卿の未亡人がポワロ探偵事務所に電話をかけてきて、「まだ人が死ぬ」と警告した。
連続怪死事件の謎に挑むポワロ。しかし、なぜか突然、自分はカイロに戻ると言いだす。ヘイスティングスとメイベルは、発掘現場に残って調査を続ける。そして、ポワロが戻ってくると、ある事件が起こる…。
白昼、スペンロー夫人が自宅で絞殺された。容疑者とされたのは夫のスペンローと牧師補のジェラードだが、どちらも犯人と断定する決め手に欠けていた。警察は、捜査への協力をマープルに頼む。
メイベルは、父レイモンドが若いころに体験した、不思議な事件のことをマープルから聞かされる。それは、レイモンドが小説家として売れ始めたころの話。彼は、ニューマンという男の招きで、コーンウォール地方の西海岸にあるポルペランという村に出かけた。ニューマンは、16世紀に沈んだスペインのガリオン船の金塊を引き上げる、という夢を語るのだが…。
とある屋敷で起きた事件の謎に、マープルが挑む。病気がちでふせっていることが多かったメアリー・プリチャードは、評判の占い師ザリーダを家に呼び、運勢を占ってもらうことにする。ザリーダは、「この家には邪気が漂っている」と告げる…。
セント・ルーの豪華なホテルに滞在し、休暇を楽しんでいたポワロたち。そこへ、ニック・バックリーと名のる令嬢が現れた。ポワロは、ニックが何者かに命を狙われているのではないかと考える。
パーティーの夜にマギーが殺され、落ち込むポワロ。入院したニックの病室には、厳重な警備がつけられた。ニックは、「今、私にとって人生最悪のときよ」と言い、自分と冒険家のマイケル・シートンの関係について語り始めた。
ニックが食べたチョコレートは、フレデリカが届けたものだとわかった。犯人はフレデリカなのか? そんななか、ニックの意識が回復。ポワロはニックに、事件解決のため、あることに協力してほしいと持ちかけた。
ある国のプリンスが、トラブルに巻き込まれた。それを解決するため、ポワロは、イギリスの田舎の家を訪れ、古風なクリスマスパーティーに参加した。同行したヘイスティングスやメイベルは大喜び。しかし、訪れた家は問題を抱えていた。
ブリジェットを殺した犯人をつきとめるため、一同は食堂に集められた。コリンは、深夜にデズモンドが廊下を歩いているのを見たと証言。ポワロの部屋に忍び込んだ人物はデズモンドなのか? うろたえたデズモンドは食堂を飛び出してゆく。
マープルの友人エルスペスは、パディントン発4時50分の急行列車に乗っていて、並走する列車内での殺人を目撃した。男が女を絞め殺すところを見たのだ。しかし、翌日の新聞に事件のことは載っていなかった。死体はどこへ消えたのか?
メイベルは、メイドとしてラザフォードホールへ潜り込み、納屋の中で女の死体を発見する。警察が捜査に乗り出し、死体の身元確認のため、クラッケンソープ家の人々が招集される。しかし、死体の女を知っている者はいなかった。
マープルは、ラザフォードホールでのお茶に招かれた。クラッケンソープ家の人々をよく観察するマープル。そんななか、事件の新しい手がかりが見つかった。マルティーヌあてに出したエマの手紙の封筒が、なぜかボイラー室のゴミ箱に捨ててあったのだ。
四男アルフレッドに続き、三男ハロルドも殺される。セドリックとブライアンには殺人の動機があるが、メイベルには、2人がそんなことをするとは思えなかった。マープルは、旅行中だったエルスペスを呼び戻し、ある計画を持ちかける。
列車の一等客室で、座席の下から女性の刺殺体が発見される。殺された女性のフロッシー・キャリントンは、アメリカの鉄鋼王エビニーザ・ハリデイの令嬢で、ポワロの知り合いだった。ハリデイはポワロを屋敷に呼び、事件の調査を依頼する…。
線路脇でオリバーが見つけたナイフは、今回の事件で使用された凶器だと思われた。シャープ警部とメイベルは、トーントン駅で、キャリントン夫人と謎の男が目撃されているかどうか、聞き込みをはじめる…。
資産家のクロードは、幼い孫娘・クリスを溺(でき)愛していたが、クリスは6歳の誕生日を迎えるころ、はやり病で死んだ。クロードは嘆き悲しみ、やがて、霊媒師にクリスの霊を呼び出させるようになる…。
ポワロ探偵事務所を訪れたトッド夫人は、「家で雇っていた料理人が行方不明なので捜してほしい」と訴える。最初は断ろうとしたポワロだが、トッド夫人の熱意に負け、依頼を引き受けることにする。
ポワロたちの前に現れた女性は、料理人のイライザだった。イライザはある人物のばく大な遺産を相続することになり、急にロンドンを離れなければならなかったと語る。それを聞いたポワロは、なぜか彼女に「料理のコツは絶対に忘れないように」と言う。
マープルは、メイベルやレイモンドと芝居を見に出かけ、そこでグエンダという美しい女性を紹介される。芝居の途中で、グエンダは突然悲鳴をあげ、ホールを飛び出してゆく。やがて、落ち着きを取り戻したグエンダは、マープルたちに奇妙な話を語りだした。
ヒルサイド荘に現れたケネディは、グエンダたちに18年前の事件について語る。グエンダの父・ケルビンは、ヘレンの男性関係のことで悩んでいた。そしてある日、ケルビンはケネディに、「ヘレンを殺した」と告げたのだった。
18年前、イギリス海軍にいたアースキンは、赴任先のインドへ向かう船の上でヘレンと出会った。アースキンから「愛のない結婚なんてやめるべきですよ」と諭されたヘレンは、イギリスへ引き返す船の上で今度はケルビンと出会い、恋に落ちたという。
かつてヒルサイド荘のメイドだったリリーが、何者かに殺された。マープルは警察を呼び、庭の階段の下を掘れば手がかりが見つかると助言。そこから発見されたのは…。
評判のレストランで食事をするポワロたち。店には、「古時計」というあだ名の常連客が来ていた。いつも同じ格好で、火曜日と木曜日の7時に正確に現れるという。しかし、どうしたことか、その日は月曜日だった。
ダブンハイム・サモン銀行の経営者が、散歩に出かけたまま行方不明になった。ポワロは、「事件解決のために大事なのは、細かなデータを集めることではなく、データを分析することだ」と言い、事務所にいたまま1週間以内に居場所をつきとめると宣言する。
ポワロはフランスでの仕事を終え、飛行機でイギリスへ向かった。その機内で、女性客が殺される事件が発生。遺体の首には虫に刺されたような跡があり、足元には吹き矢の矢が落ちていた…。
ポワロたちはフランスで捜査を開始する。事件の前夜、マダム・ジゼルを訪ねてきた人物がいたことが判明。その人物は、ホーバリ夫人だった。さらに、事件の3日前に吹き矢を売ったという古物商が見つかる。
ポワロはジェーンをともなって、クランシイを訪ねる。クランシイは、探偵作家ならではの推理を披露する。続いて、なぜか、ポワロはホーバリ夫人を脅迫するよう、ゲイルに依頼する…。
マダム・ジゼルの莫(ばく)大な遺産を相続することになった一人娘のアンは、「母のことを何も知らなかった」と言う。ポワロは、以前どこかでアンと会ったことがあるような気がした。そのどこかとは……。