コロナ真っ盛りの2020年に病原菌と戦うシリーズをやるという…グレース役の悠木碧は「不遇とは言わせない」と強く語ってたけど、制作面では全く不遇としか言いようがない。
けれども、作品としては全然悪くなかったし、コロナ禍だからこそ「生きる」というメッセージ性が強まっていったのではという印象でした。
語り草の42話は決して相いれない、倒すべき悪は倒すというある意味最適解をグレースは出したんじゃないかなと思います。だってダルイゼン絶対また地球蝕むでしょw
(ビョーゲンズというのが、病原菌というまさに悪そのものであるにも関わらず、知性とか人格を持っているのが、ちょっとややこしくなってるのかなと思いますw まほプリもラスボスが混沌の概念そのものみたいなやつだったしw)
ヒーリングアニマルたちもあくまで守るのは"地球"であって人間ではない、人間でも地球を蝕むのなら戦うというスタンスを最後に提示していて、グレースしかり、ヒーリングアニマルしかり、お人好しみたいな曖昧なキャラクター性にせず、しっかりと描いていたのは好印象でした。
メガビョーゲン一体くらいならさくっと倒せちゃうキュアアースが、精霊と言うだけあって初期メンよりひとつパワーバランス上なのが個人的には良かったです。
そして究極の自己犠牲を遂げた鹿目まどかを演じた9年後に自己犠牲を否定したキュアグレースを演じた悠木碧の演技に相変わらず感心するばかりでした。
グレースとフォンテーヌとシンドイーネとOPの最初で一瞬ただのデカい毛玉になるラテ様が好きです。