このレビューはネタバレを含みます
主人公みなとは元全国区の水球選手
しかし、事故のため記憶は無くし、筋肉も衰えてしまったためゼロからのスタート
高校に進学したものの、そもそも水球部にまともに人がおらず、人集めから。
みなとの純粋な性格から、強くはなくとも水球部は少しずつ結束を強めていく。
大会が近づいてきたある日、みなとは記憶を取り戻す。
そのときみなとからは以前の性格は消え、勝利のために他者に冷たくあたるかつての性格となっていた。
記憶をなくしていた期間の記憶もなくなっており、今のチームメイトはみなとにとってただの馴れ合い素人集団。
自身の衰えもあいまって、みなとは必死に練習しながらもチームメイトには冷たくあたり、空気はぎすぎすする。
チームメイト達も変わってしまったみなとと大会に出るため奔走する。
みなとはチームメイトの想い、そして記憶を取り戻す前の自分に少しずつ影響されていく。
またチームメイトも記憶を取り戻してもなお水球へのまっすぐな想いを持ち続ける主人公によって影響されていく。
水球というマイナースポーツの入門アニメでありつつも、主人公みなとが記憶喪失であり、それを元にしたチームメイトや家族とのドラマでもある。
うまく調和がとれていたのでそれなりに面白かったが、1クールという尺不足のため物足りなく感じた。
入門アニメにしてはルール説明もそんなにないし、ドラマにしてはチームメイト達の抱えるいざこざが最終話で一気に解決してしまうので呆気ない。
何より記憶を取り戻した主人公がチームメイトを認めていく過程が早い。
そんなに素直ならもっとどうにかなってただろうとつっこみたくなる。
せめてあと1話欲しい
