八雲

火の鳥の八雲のレビュー・感想・評価

火の鳥(2004年製作のアニメ)
4.0
『終わらないもの、それが生命(いのち)。
生命は、だからはじめから永遠なのである。』

なんというスケールの大きさ!壮大すぎて悠久すぎます。人も星も時間もすべて、個ではなく、ひとつ。

50年前に描かれた作品とは思えないほど、完全に現代のお話です。

領土をめぐる争い、不老不死をのぞむ権力者、新しい宗教(仏教)で統治するために、昔ながらの土着の神々を駆逐する。

5つのお話で構成されているのですが、個人的には『異形編』の八百比丘尼(やおびくに)こと左近助(さこんのすけ)様のお話が素敵でした。

幾年月ながれ流れて、すべて忘れていく。再生と破壊をくりかえして、すべて変わりつづける。

願わくば『未来編』に登場する“ムーピー”と出逢いたいです。堕落してもいい!ドロドロでもいい!ぜひとも脳細胞を超音波でくすぐり、素敵な夢をみせていただきたいです。
八雲

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