エピソード08
〜札幌〜催馬楽笙子 前篇

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あらすじ
FMラジオ局のブース内―。
女性DJが、キューの合図とともに明るく語りだした。
「催馬楽笙子のカプチーノブレイク!」
一方―地下街。
イヤホンをかけた男が、笙子の番組を聞いている。「それでは、次のFAXです。ラジオネーム、レディオ・ボーイさんから」ラジオから流れてくる笙子の声に、その男は薄ら笑みを浮かべる。その夜、笙子は恋人と待ち合わせしていたが連絡が取れず、仕方なく帰宅した。
翌日のラジオ局で、笙子はスタジオに置いてあったお気に入りのサンドイッチにかぶりつく。が、その場の誰もそのサンドイッチを買っていないことがわかる。その時、ラジオ局の警備員の前を通り過ぎる男の姿が。彼は、耳のイヤホンに指を触れると、再び歩き出した…。