このレビューはネタバレを含みます
イデオン見てる富野ファンなら特に驚く残酷な表現は無い(デビルマン原作とか通過してれば無問題でしょう)ので、作品として客観的に評価します。
母が目前で死にカミーユに匹敵するほど酷い目に遭ってるのにすぐ立ち直る主人公の現実離れしたタフさや、シャクティが問題起こしまくってるのに人間関係に影響皆無なリアリティの無さ(ファーストでは脱走したアムロへの懲罰が甘いと若手が反発してたのに)で入り込む事ができませんでした。
何度も侵入許すザンスカールのポンコツぶりや、異常にウッソに愛情を持つ意味不明な敵の女、V2使って費用対効果が最悪のオリファーの特攻、本筋も宗教団体相手で目的も不明瞭、最後はその本筋置いてきぼりでカテジナの私闘に終始など相当雑な内容と言わざるを得ません。
特に父が逃げ出したのが次回で特攻した事になってるミスについては制作時に誰も突っ込まなかったのかと愕然とするレベルです。
しっかりと本筋を描き、リアリティのある人物描写をしなければ、心に残る作品にはなり得ませんね。