マリーから、公園に恐竜の赤ちゃんがいるという話を聞きつけたボクはいてもたっても いられない。ボクはチャチャに乗って、ベビーシッターのキャサリンの目を盗んで公園へと向かおうとするが、キャサリンはダメという。仕方なくキャサリンに連れていって貰うことに……恐竜の赤ちゃんを探したところ、ニック&テリーが見つけた!と叫ぶ。けれど、それはただのトカゲ。ボクが探しているのは本物の恐竜の赤ちゃんだ。そして、何とボクは自力で恐竜の赤ちゃんを見つけ出す。ところが、それは実は以前はペットで人間に飼われていたこともあるワニだった。
庭で日なたぼっこが趣味のパパ。ボクも一緒につき合って流れ雲を眺めていると、いろんな形をした雲がある。空を飛んで、あの雲のところに行きたい!ボクの夢がどんどん広がる。チャチャに言わせると、人間は翼がないから飛べないらしい。けれど、知恵という翼を使って飛べるようになったんだそうだ。飛行機を発明したのも、そんなことの証。ボクはボクなりに知恵を絞る。風船に捕まれば、飛べるかな?でも、一つや二つではダメみたい。たっくさんの風船が必要だ。そんな時、テレビを見ていたら、競技場で何かのスポーツの祭典が開かれており、ブワーッとたくさんの風船が空に向かって放たれた。「チャチャ、あれを捕まえて!」猛スピードで、風船を捕まえに走るチャチャとボク。けれど、風船はもう空の彼方。捕まえようがない。すると突然、チャチャは公園に向かって走り出した。「チャチャ、そっちじゃないぉ!」チャチャは公園にいる鳥たちに、風船を捕まえてくれるようお願いしに来たのだ。鳥たちは、一斉に飛び立ち、風船を捕まえて来てくれる。けれど、風船では空には上がれない。もうダメ……と諦めそうなボクに、諦めたら夢は叶わないんだよとチャチャは教えてくれる。鳥たちに事情を話すと、小さな鳥から大きな鳥へ、大きな鳥からもっと大きな鳥へ。ボクの夢が伝わってゆく。そして、ついに大鷲にまで話が届き、みんながボクの夢に協力してくれる。チャチャの車体に結びつけられたロープをくわえて、大空へといざなってくれるのだった。
夜なのに眠れないボク。それもこれも、パパから聞いたお化けの話のせいだ。実は、街には、お化けの住むアパートがあると言う。怖くて眠れないボクは、チャチャとお話をする。「怖い怖いと思うとお化けは来るんだワン」「じゃ、怖くないって思うの?」「もしかしたら優しいお化けかも知れないワン」だったら、確かめに行ってみようと、家を抜け出すボクとチャチャ。古アパートは、いかにも不気味な感じ。入るのさえ怖いが、そこにダーッおじさんまで現れるから、なかなか近づくことさえ出 来ない。やっとのこと意を決して、アパートに入ってゆくボクとチャチャ。怖い顔のおばあさんが顔を出し、ボクとチャチャを襲う。いや、彼女は小さな子どもが夜中にウロウロしているのを心配してくれたのだ。実は、お化けの正体はこのおばあさんだったらしい。安心して帰るボクとチャチャだったが、帰る道すがら、チャチャのクルマに誰かが乗っ ているのに気づくボク。それこそ、本物の幽霊。振り切ろうと、メチャクチャに走るチャチャ。逃げるのに疲れたボクとチャチャは、幽霊と話をしてみる。それもボクよりちょっと大きいくらいの女の子だ。名前はサラ。ボクとチャチャとサラの三人は夜の街で遊ぶ。遊び相手がいなくて、サラは淋しかったのだ。でも、眠くてしょうがなくなるボク。サラはつまらなそうな顔をするが、ボクには寝な さいねと言ってくれる。やっぱり、チャチャの言う通り、幽霊はちっとも怖くない優しい幽霊だった。
ママの友達から絵ハガキが届く。その絵ハガキに裏の豪華客船の写真にボクは夢中。とても大きくて格好いいのだ。チャチャを誘って、どうしても見に行きたい。海鳥たちに方角を聞いて、海へとダイブするチャチャ。しかし、走れども走れども船は見えて来ない。泳ぎ疲れたチャチャは、なんと海の上で寝てしまった。 つられてボクもウトウト。ビクッと目が覚めたのは、鮫が近づいて来ていたからだ。疲れていたはずのチャチャも猛スピードで泳ぎ出した。すると、前方に見えて来たのは、あの豪華客船だ。チャチャとボクは必死で、その船に乗り込む。中には、映画館やレストラン、プールなどもあって、一つの街みたいだ。けれど、困ったのは、船がどこへ行くかわからないことだ。「きっと、外国だぉ」ボクは、勝手に家を出て来たことを後悔する。パパやママたちは心配しているに違いない。二人は、不安なまま、どこかの港に着くのを待った。夕方、船は港に入ってゆく。そこには見覚えのある顔が……「ママだ!」そう、この船は、グリーンヒルタウン近くの港に入港することになっていたのだった。ホッとし、そしてママに見つからないように船を降りるボクとチャチャ。が、見つかってしまう。「どうしてここにボクが?」ママはそんなことより、ボクに本物の船を見せてあげられて良かったという。「ほら、凄いでしょ?」自慢そうに言うママだったが、ボクは船のことはもう何でも知っているのだった。
その日はパパとママの結婚記念日。こういう日は、夕方からキャサリンが来てくれることになっている。彼女といると、テレビばかり見ていて退屈なのだった。退屈なのは実はキャサリンも同じ。ボーイフレンドを呼んで、パーティをやると言い出した。それは面白そうと思うボクだったが、ボクは実は蚊帳の外。パーティが始まって、つい うっかりパパとママの宝物の花瓶を割ってしまう。ビックリしたボクとチャチャは家を飛び出す。二人ぼっちになってしまったボクとチャチャ。けれど、家にいられなくなったのはボク たちだけではなかった。バス停に、荷物をまとめて家を出て来たマリーがいたのだ。「ふーん、あんたんちはパパとママが仲がいいの?うちはパパとママがケンカしたのよ。いい?これは作戦。家出するとパパとママはケンカをやめてあたしを迎えに来るの。子どもを心配しない親なんていないんだから。迎えに来るまで帰っちゃダメ」マリーのパパとママは実際迎えに来たが、本当にそうなのかなあ?と思うボク。マリーは去り際に一言。「あんたは幸せよ。パパとママが仲がいいんだもの。あたしん家みたいな子どもは苦労 するのよ」やがて、そこへ迎えに来るパパとママ。「ごめんな、ボク」とパパ。「ご飯食べていないんだって?」とママ。キャサリンもすなまそうにしている。しかし、ボクは言うのだ。「ううん、パパとママは仲良しだからいいんだぉ。ボクにはチャチャがいるぉ」そして、ボクは思う。「今度、マリーも一緒にドライブに行こうね」
ママが風邪をひいてしまった。熱があるのに、車で買い物に出かけると言う。心配になったボクとチャチャは、ママを守ろうと尾行する。理由は他にもあった。マリーの話によれば、スーパーには虫歯のゴリラがいるというのだ。虫歯のゴリラがどんなものか、ボクは見てみたくてたまらない。でも、心配なのはママだ。さてさて、クルマを発進させるだけでも大変なママ。発進したかと思うとバックしてしまうし、通りに出れば、熱のせいでうっかりミスが多いし、見守るボクとチャチャは心配でしょうがない。やっとのことスーパーに着くと、ママが見あたらない。もしかしたら迷子になったのかも!ところが、カートに乗って走るニック&テリー。彼らも虫歯のゴリラを探しているらしい。ゴリラも見たいが、ママも心配……ボクの葛藤がある。やがて、ゴリラを発見。同時にママも。結局、ボクはゴリラ発見は、ニック&テリーに譲るのだった。実はそれは口を開けたゴリラの顔の看板。開いた口は遊技場のゲートになっていたのだ。が、虫歯はない。どういうことか?ボクは止まるが、ボクに負けじと突っ込むニック&テリー。衝突してポキッと折れてしまうゴリラの歯。「あーあ、また虫歯になっちゃって」という店員だった。ゴリラの虫歯は、衝突した子どもたちによって作られたものだった。ボクは、それよりもママの笑顔が見られて、満足だった。
ママに手紙を出すお使いを頼まれたボク。その手紙は、おばあちゃんに出す手紙だ。どうせなら、おばあちゃんに直接届けよう。 ボクはそう思い、ドライブを開始。ところが、理由もなく大きなトラックに追いかけられて、悪夢が始まった。トラックはチャチャが弾き飛ばされそうに大きく怖い。お使いをしなければならないため、家に引き返すことも出来ず、ひたすら逃げるしかな い。追いつめられて、違う道に。目的のおばあちゃんの住む街はどんどん遠ざかってゆく。が、実はそのトラックもチャチャと同じような生まれ変わりだった。前の姿は、カバ。誰も乗ってくれる人がいないトラックになってもカバは退屈だったらしい。だから、仲良しで楽しそうなボクとチャチャに、ちょっとイジワルをしてしまったらし い。つまり友だちが欲しかったのだ。チャチャは、いい方法があると、カバを川に誘い込む。ドッボーンと川に落ちるカバトラック。川に沈んだトラックは、水浴びが出来て、その上鳥たちと友だちになれて嬉しそうだっ た。さてさて、お使いはどうなったのか?思い出して慌てるボクとチャチャだった。
街で仮装コンテストがあり、パパとママはボクにも出場させるつもり。パパとママのオモチャにされるボクはこれから何とか逃げ出したい。なんたって、女の子の格好をさせられるのだから。初めて、ボクが嫌だと自己主張をしたのには、パパもママもびっくり。チャチャも自分の意見を言うのは、いいことだと褒める。そこでボクは、なりたかったものを思いつく。レーサーだ。何しろチャチャに乗って大っぴらに外を走れるチャンスなのだから。ところが、レーサーになって会場へ行ってみると、仮装した人のスカートをひっかけたり、露店の屋台を倒したりして、みんなに怒られる結果になってしまう。地下水道に隠れたボクは、途端に自信がなくなってしまう。「やっぱり、ママの言った服を着ればよかったのかな……」これにはチャチャが怒った。自分の信じたことを貫かないボクにだ。ボクは、やっぱり自分を信じるのだと勇気を振り絞るのだった。
市場にお買い物に行くと、チャチャは不思議なものを目撃する。骨付き肉がフワフワと宙に浮いているのだ。思わず飛びついてチャチャは壁に衝突。以来、車輪の調子がおかしくなってしまう。近頃、頻繁に起きている骨泥棒。犯人はチャチャではないと信じていたが、ガレージから大量の骨が見つかって、ついつい疑ってしまうボク。なにしろ、夜になると、一人でどこかへ出かけているようなのだ。ますます怪しい。しかし、チャチャは犯人ではなく、真犯人はチャチャの友だちだったブルドックのブル。実は、ブルは幽霊犬。チャチャと生きていた頃のように一緒に遊びたかったのだ。骨もそのためにチャチャにプレゼントしたものだそうな。チャチャの車輪の具合を治すため、オモチャの病院に潜り込む。そこで、ブルもなりたいオモチャを見つければいいのだが、ちょっぴりへそ曲がりのブ ルは、このままでいいと言うのだった。同じ幽霊のサラと一緒にいれば、またチャチャと遊べるのだから。
マリーがボクの家に預けられることになった。何やら、マリーのパパとママの間で何かがあったらしい。ママが言うには、マリーのお腹の中に、真っ黒な雲が広がっているらしい。それは寂しさ。その雲を晴らしてやるため、マリーをドライブに誘うボクとチャチャ。しかし、チャチャに乗って走るなど、マリーには夢に思えるらしい。夢なら何でも出来るとマリーはワガママ放題。「夢の中ではあたしは魔女よ!」結局、振り回されるだけ……やはり、本当にマリーのまっくろ雲を晴らせるのは、マリーの両親しかいないと二人を 探す。行き着いたところは何と病院だった。実は、マリーのママのお腹に赤ちゃんが出来たのだった。パパとケンカして、ママが家を出ていったのだと思い込んでいたマリーの寂しさは、一気に晴れるのだった。
パパが新しいロボットのオモチャを買って来た。とても格好いいものだ。パパは、「どうして格好いいか、知ってるか?」とボクに問いかける。「それは、このロボがどんな時も逃げ出さない強い心をもってるからだぞ」と教えてくれる。その夜、ロボットが飾ってある屋根裏部屋で物音がする。ロボが動き出したのだ。実は、このロボにブルが入り込んでしまったのだ。ブルは、一度はオモチャにはならないと言ったが、やはり、いつもチャチャやボクと遊 びたいために、オモチャになることを決意したのだった。おまけに、ロボは格好いい。ブルもそんなロボに憧れたのだ。しかし、何をしても格好よくないブルロボ。ニック&テリーから追いかけ回されて、逃げ出す始末。格好よくないと、ボクには認めてもらえない。逃げ出さず、格好よくなるため、ブルロボは修行の旅に出ていくのだった。
目には見えないが、風が吹いている時は風の精がいる。ボクは、風がどこから来て、どこに行くのか……それを風さんに訊きたい。森の中で尋ねると、どこからともなくチェロの調べが流れて来た。風さんが運んで来たのだ。それを風さんの言葉と思い込んだボクは、ついついそのメロディを口ずさんでいる。その言葉の意味を訊くため、街中を走るボクとチャチャ。いつしか、ボクが口ずさんでいたメロディは、街中の人の知るところとなった。その夜は音楽会。自分の作った曲が認めて貰えるかどうか、心配で自信のなさそうなチェリストの若者が いた。ところが、彼が奏でたメロディが、みんなの知っているメロディだったから大変。みんなが合唱し始めたのだ。ボクも楽しくてならない。これはまさに風さんのイタズラだったようだ。結局、風さんの行くところは、楽しいことがあるところだったらしい。
グリーンヒルタウンの川にサーモンが戻ってくる季節がやって来た。この川で産まれたサーモンくんたちが、再び卵を産みに戻って来るというのだ。ボクとチャチャはそれを見たくて、上流へと向かう。ボクはちゃんとご飯を食べずに来たから、元気が出ずに先に進めない。頑張っているサーモンくんたちを見て、ボクも元気が欲しいと思う。ご飯をちゃんと食 べなかったことを反省するのだ。けれど、しっかりチャチャがサンドイッチを持って来ていてくれた。元気を復活させて、ボクは滝を昇り、上流を目指す。しかし、昇って来れないサーモンくんも中にはいる。ボクは、そんな弱いサーモンくんも見捨ててはおけなかった。ボクとチャチャにも、こればかりはどうしようもないが、この川はいつかのカバトラッ クの住処になった川だと思い出す。カバトラックの力を借りて、サーモンくんたちを上流へと運んでやるボクだった。
チャチャに好きな子ができた。それは、カナというコッカースパニエル。チャチャは必死に自分が犬だということを伝えようとするが・・・
ボクにライバルが現れた。相手はママの妹の赤ちゃん。皆、赤ちゃんのことばかり気にしてボクの相手をしてくれない。ボクはこの試練をどう乗り越えていくのか?
ボクが古い地図を発見した。どうやら、パパの小さい頃の約束が詰まった宝物のありかを示す地図らしい。
ボクはパパとママと一緒におばあちゃんの住むクレバーランドへと旅に出る・・・チャチャを置き忘れて。でも、ボクとチャチャはいつも一緒のはず。二人はどうするのか?
ボクがクレバーランドの森で色々な発見をしていく物語。ピョコという新しい友達もでき、おばあちゃんのことももっと好きになり、森の匂いにも気づいていく。
グリーンヒルタウンに異常気象で雪が降った。勿論、ボクは大喜び。しかし、雪と一緒に宇宙人2匹もグリーンヒルタウンに遊びに来ちゃったみたい。ボクとチャチャはいつものようにお友達になったけど、宇宙人1匹が行方不明に・・・。
ボクが初めてチャチャを人に貸すことになった。その相手は何と、ニック&テリー。彼等は町のオモチャグランプリでチャチャに乗って優勝しようとするが、ボクはその事を知らなかった。ボクはやがて人に大事な物を貸す事の大切さを覚えていく。チャチャは帰って来るのか?
誰でも子供の頃、サンタクロースの存在について考えたことがあるはずです。結果は人それぞれ違います。これは、ボクにとっても大きな疑問なのです。
キャサリンとボクはお絵かきをしに毎日公園に出かける。そこで、画家のガット先生と出会い、絵の勉強をする。しかし、ある日突然ガット先生が公園に姿を見せなくなる。
ニック&テリーが隠し事をしていることに、ボクは勘付いた。ボクは、二人の秘密を知りたくて知りたくてたまらない。でも、マリーはそれはよくないことだと言う。マリーにも秘密があったみたい・・・
子供の頃、ふとしたことで小さい虫を死なせてしまったことがありますか?そんなつもりはなかったのに・・・って、思ったはずです。ボクはどのようなことを思い、感じたのでしょう?
ボクの家に遊びに来たおばあちゃんのために、歌をプレゼントすることにした。友達を集めて、大合唱を試みるが・・・。妙なキャラクターもいっぱい登場。
パパからカメラをもらったボクは、かんどー的な写真を撮ろうと張り切る。なんたって、ボクは「わぁ…!」っていうカンドー的な出来事とたくさん出会っているのだから。 でも、なかなか同じカンドー的場面には出会えない。がっかりするボクに、チャチャは流れ行く時間の大切さを教える。