だいすけ

ココロコネクトのだいすけのレビュー・感想・評価

ココロコネクト(2012年製作のアニメ)
4.1
【ネタばれ⚠️注意】

いやあ、スゴいアニメでした。

まず5人のキャラクターをしっかり
把握しておかないと、入れ替わった時に
誰が誰なのか分からなくなるw

まあ、各キャラクターがしっかり描かれ
てるのでその心配は杞憂に終わるけど。

このアニメの凄いとこは
ただの人格入れ替わりじゃなくて
それにより5人がお互いを思いやり
何より自分自身を見つめ直すところ。

それを時にユーモアを、時にシリアスを
交えながら描いている。

これ隠れた名作?神アニメ?やと思う!

入れ替わりの次は「欲望解放を抑える」
ノルマ?的な展開が。

第十話で太一の事が好きだと伊織に
バレてしまった稲葉。

校外学習で伊織と稲葉が言い争うシーン。
ああ、恋愛が絡むと友人関係もややこしく
なるなあ。
太一が自分に惚れてるから伊織は上から
目線だなあ。

などと穿った目線で見てる自分が嫌に
なって、でもそれも自分の一部だと
どこかで聞いたことのある台詞が
浮かんできたりw

そして次は退行現象。

過去の自分と向き合うことで今の自分を
肯定する。

最後の現象は「感情伝導」。
自分や他人の感情が伝わることで
お互いの本心が分かる。

にしても担任である後藤の別の人格の
ウツボカズラ。
こいつの存在がとにかく不気味すぎる。
一体何目的で5人を操っているのか?

と勘ぐってしまったけど、ウツボカズラ
のおかげで5人は(特に伊織は)本来の
自分を見つけたので、彼の存在は逆に
有り難かったのかも。

というわけでとても見応えのある
作品でした。
だいすけ

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