メモ
挫折
入れ替わっても直ぐに座り芝居になって会話に入り、台詞で説明する。入れ替わってお互いの家庭環境だったり、過去のしがらみを「体験」、はせず「俺、話聞くよ?( ̄+ー ̄)」って会話に入る。動きが無いから続きが気にならない。入れ替わりは普通は「体験」の為の仕掛けの筈なのになぜかそうなっていない。
入れ替わりみたいな物語展開が明確な作品の場合、その立場を客観視出来る様な冷静な存在(沢城みゆきの役の様な)が居たら、直ぐ分析やら熟考みたいになるから話が進まない。登場人物は皆翻弄される存在であるべき。『君の名は。』は良く出来てたな。
演出も何かズレてて冷める。青年達の繊細な感情を描いている、というより”見せている”って印象が強い。何か「こういうのあるよね」「こんな展開、よく見るよね」って見せられてる気分。音楽も何かズレてる。如何にもな典型的なとこに典型的過ぎる音楽が入る。全ての音楽が「典型的な音楽」というより典型になりきってる音楽って印象。
加えてとにかくギャグが面白くないから「はよ話進めろや」って思ってしまう。
黒幕っぽい奴の存在も何だかな〜感。
結構楽しみだったから残念。