かろうじて人間

進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)のかろうじて人間のネタバレレビュー・内容・結末

4.9

このレビューはネタバレを含みます

巨人の力を巡って人類大虐殺まで行き着いた人と人の争いの結末。
あまりにも大規模な争いの理由としては、納得がいかない人もいるかもしれません。

ミカサが示した愛の形により2000年ごしに始祖ユミルが救われる。
それにより巨人の力から解放され、生き残った人々は平和への道へのりだす。
守りたかったもの全ては守れなかったでしょうし、もっといいやり方もあったのでしょうが、これに関してはエレンの言っていた「馬鹿が力を持ってしまった」が全てなんだと思います。
現実においても愚かな人間が大きな力を手にした時、道を大きく誤り多くの犠牲を出すでしょう。エンドロールでも核兵器やミサイルによる戦争が起き、争いの歴史が繰り返される事が示唆されていました。
人間の愚かさや正義とは何か、力の使い方について非常に考えさせられる深い作品だったと思います。