このレビューはネタバレを含みます
自分の教養の無さを後悔する。
歴史をきちんと知った状態で観ればもっと楽しめたであろう…。
キャラの名前も何人か聞いたことがある程度で、「ああ、あの人ね」とはならないし、人間関係も複雑で色々と説明も少ないのでなんとなく察するしかない。
ただそれでも数話観ればぼんやりとは分かるし、人間性や魅力は伝わってきた。
それは多分声優陣の力も大きいと思う。
キャラデザ、色使い、キャラの口調、全て時代に合わせていて、知らないはずの当時の空気を感じるような、それでいてお洒落で洗練された世界観が良かった。
救いがないバッドエンドを登場人物たちが静かに受け入れて、穏やかに美しい映像のまま終わっていくのが、物悲しくもただの胸糞では無い余韻を残した。
この作品を100%楽しめる力が自分に無いのが本当に残念。