キービジュアルで、
「あーこれは女の子達がイチャイチャわちゃわちゃするなんちゃってお仕事物だぁ。一応見るけどあまりにつまらなかったら切ろう。」
くらいの感覚で見始めたら、なんとびっくり意外とちゃんと商売してんじゃんと最後まで見てしまった。
いや〜、なんちゃって物が乱立する昨今、これだけでも十分評価に値すると思う。
何より主人公のサラサがただの優しい清廉潔白な主人公じゃなくて、しっかり銭ゲバで商魂逞しく、金の貸し借りの交渉をハッキリさせるタイプで良かった。
キービジュの残りのメンバーも、蓋を開けてみれば、村の娘の子はさておき他2人のメンバーは主人公にした借金を返すために居候する冒険者というこれまであまり見たことない設定で、これは面白いなと。
ストーリーもまとまりが良く、序盤に起きた事件が終盤の伏線になっていたり、ここで出来た繋がりが後の事件で活きてきたりと、よく見るとかなりプロットが練られていることが伺え、なんだかんだバトルも迫力があり、何も考えずゆったり見るタイプのアニメにしてはかなり良質な作品となっていた。
本編後に収支報告書が出るのも、話の振り返りが出来てすごく良かった。
唯一不満があるとするなら、錬金術師があまりにも万能過ぎることぐらいかな。