原作未読
緻密なキャラクター設定とストーリー展開が見事で、こういう作品を傑作と呼ぶのだろうなとしみじみ思いました
特に登場人物それぞれの背景があって、アニメの中で描かれる出来事を経て、良くも(時には)悪くも変わっていく様がストーリーにしっかりと絡む卓抜とした構成と、
設定に想像の余地も存分に残しつつ、クライマックスに向けて端々に伏線を織り込んでいく描き方の、取捨選択のバランス感覚が見事でした
デブリ課の面々を始めキャラクター達に親しみを持ちましたが、中でもユーリ(CV：子安武人さん)は壁を作っていた時も壁がなくなってからも魅力的で、田名部を田名部さんと呼んでいた時も、田名部と呼ぶようになってからも田名部の呼び方にきゅんとしました
フィー(CV：折笠愛さん)の一貫したかっこよさもとても好きでした
序盤目立つ、跳ね馬の新人(田名部)と先輩(ハチマキ)による一昔前のテンションのやり取りはずっと続くわけではないので、それで観るのを止めるのはもったいない作品だと個人的には思います
※TVで観ていたものの、最終回が『Dr.STONE 龍水』の初回と重なるため、ラスト2話はU-NEXTで鑑賞
