エピソード09
第689話 依頼人からのメッセージ

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あらすじ
小五郎に彼氏の浮気調査を依頼した後、石段から転げ落ちて他界した笹森薫(ささもりかおる)。葬儀の時、兄のカメラマン、笹森隆司(ささもりりゅうじ)は薫の恋人だった芸術家の柘植光(つげひかり)を怒鳴りつける。笹森は柘植が薫を突き落したと疑っていた。柘植のマネージャーの野口麻里子(のぐちまりこ)は2人の間に入り、葬儀には小五郎、薫の友人のバレリーナ、石倉和美(いしくらかずみ)も参列していた。
3ヵ月後、柘植から犯人を教えるという連絡があり、豪雨の中、小五郎はコナン、蘭と共に山中にある柘植のアトリエへ向かう。柘植は笹森、麻里子、和美もアトリエに呼んでいた。山道では警官が検問をしていて、アトリエの先で土砂崩れがあったと説明。コナンは警官の口ぶりから先に誰かがアトリエに向かった事に気付く。そして小五郎たちがアトリエの駐車場に到着後、笹森、麻里子、和美が別々に車でやってくる。この後、コナンたちは真っ暗なアトリエに入って電気を点け、頭から血を流して絶命した柘植を発見する。
作業台の上には「Demurrer」(異議)と書かれた紙が貼られていて、コナンは作業台の状況から何かが置かれていたと推理する。そして目暮警部と高木刑事が捜査を開始。柘植光の本名は日影律(ひかげりつ)。柘植という名前は本名のアナグラムだった。死因は後頭部殴打による頭蓋内損傷。凶器の金槌は近くに落ちていた。
検問を通った車は小五郎たちの4台のみ。検問の山道を下った車はなく、アトリエの先も土砂崩れのため、犯行現場は逃げ場のない密室。コナンは笹森、麻里子、和美の中に犯人がいると考える。コナンは自分たちより前にアトリエを訪ねた人がいると目暮に報告。犯人は口封じのため、柘植を殺害した後、何食わぬ顔で皆と一緒にアトリエに行ったのだ。
親の遺産相続で薫と揉めていた笹森、2股と知らずに柘植と交際していた和美。そして柘植の創作活動に薫の存在は邪魔と考えていた麻里子。3人には薫を殺害する動機があった。作業台に置かれていたモノが事件解決のカギになると考えるコナンは土砂崩れの周辺を探し回り、犯人が現場から持ち出したモノを発見。コナンは誰が犯人かに気付いて…。
hikarinokomama
blackmonkey
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