エピソード27
第707話 はめられた名探偵

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あらすじ
ビルの谷間にあるオープンカフェにやってきたコナン、蘭、小五郎。間もなく、店に小五郎宛ての電話がかかってくる。電話してきたのは小五郎が刑事時代に逮捕した元銀行強盗犯の氷室礼二(ひむろれいじ)だった。コナンは会話の内容から氷室が近くからこっちを見ていると察する。氷室は「今からアンタのせいで人が死ぬ」と小五郎に予告する。
コナンはカフェ向かいのデパート3階から手を振る氷室を見つけ、小五郎と共にデパートへ向かう。その頃、自動車修理工の沼尾伸吾(ぬまおしんご)が廃ビルから落下して即死し、米花警察署巡査の江口博信(えぐちひろのぶ)はその現場を目撃する。小五郎は氷室の胸倉を掴みながら発言の意味を問い質し、その様子を客たちはスマホや携帯を使って撮影。これは氷室の思惑通りだった。この後、目暮警部や高木刑事たちは沼尾が落下した現場を検証。遺体の近くには腐食して千切れた非常階段の手すりの一部が落ちていた。
氷室を連れて現場に来た小五郎は沼尾を見て驚く。沼尾は氷室のかつての手下だった。沼尾は小五郎の説得によって自供し、更生したという。氷室は沼尾の裏切りによって逮捕され、小五郎は氷室が沼尾を恨んで殺害したと推理する。だが沼尾が落下した15分前、氷室は小五郎たちと一緒だった。目暮は事故か自殺で、殺害の可能性は低いと判断する。
テレビやネットには小五郎が被疑者でもない氷室の胸倉を掴む映像が流れ、小五郎は窮地に追い込まれる。コナンは裏切り者の抹殺と小五郎への汚名が氷室の狙いだと推測する。翌日、氷室の犯行と考えるコナンは行動を開始。コナンは高木と共にデパートの防犯カメラの昨日の映像を確認し、そこには携帯を手にした氷室が映っていた。氷室はカメラの視界から数秒出て、すぐに戻るという謎の行動を数回繰り返していた。
次にコナンは江口と会い、現場に居合わせた理由を確認する。江口は廃ビルに人がいるという通報があって現場に来たという。江口は沼尾が落下前に携帯で誰かと話していたと証言する。それを聞いたコナンは廃ビルを調べ、沼尾のモノと思われる携帯を発見。さらにコナンは沼尾が落下した非常階段の最上階を調べ、事件の真相に近づいて…。
hikarinokomama
えっちゃん
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