エピソード34
第714話 服部平次と吸血鬼館(三)

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あらすじ
コナンと平次は蘭と和葉がいる厨房へと急ぐ。そこに犯人かもしれないひかるが向かっていたからだ。コナンたちは冷蔵庫に迫弥の遺体が隠されていると考えていた。その時、厨房から悲鳴が聞こえてくる。何かあったと心配するコナンたちだったが、蘭たちは勝手に餃子を食べたひかるに驚いただけだった。冷蔵庫にも海苔の缶しか入っていなかった。
この後、コナンと平次は岸治、瑠莉、実那、条平、古賀を迫弥の部屋に集め、迫弥が棺桶から消えたトリックについて説明。コナンたちは床下にある隠し通路を皆に見せる。この隠し通路は半年前に作られた可能性が高く、1階の物置に繋がっていた。棺桶の底には引き戸があり、一度閉じたらロックがかかる仕掛けに。平次はこの仕掛けがあれば、半年前に殺害されたメイドの清水の死亡推定時刻の迫弥のアリバイは崩れると指摘する。
次にコナンたちは壁の飾り鏡に迫弥の顔が映っていた心霊写真のトリックについても説明。鏡と思われていたのはマジックミラーで、隣の部屋のクローゼットの中の人が自分の顔に光を当てたら、鏡に人の顔が映る仕掛けになっていた。コナンと平次は迫弥を犯人の1人と考え、何時間も姿を見せない守与が共犯者と推理。その時、門番から森で人が亡くなっているという連絡が入る。森で棒に縛り付けられ、絞殺されていたのは守与だった。
平次は誰かが外に出た姿を見ていないかと確認。門番は家具業者のトラックが荷物を運んできた後、誰も門から出ていないと証言する。コナンは犯人が作業を途中で止めている事に気付く。犯人は清水と同じように棒に縛り付けた守与の遺体を逆さに立て、血を抜こうとして、途中で止めていた。コナンは守与の遺体の不可解な点にも注目。腕には妙な打撲痕があり、両手の指先はズタズタに傷付いていた。
この後、岸治、瑠莉、実那、条平は平次が刑事ではなく高校生探偵と知って態度を一変。「自分の身は自分で守る」と各々は部屋へ戻ってしまう。ひかるは探偵なら迫弥が体を回転させたトリックがわかるかと平次に訊ねる。食堂の窓から迫弥が逆さに顔を出した直前、下から出た迫弥の影を見たという。迫弥の体は透けていたらしく、それを聞いたコナンと平次はすぐに窓とベランダを調査。そしてコナンたちはこのトリックを見破り、犯人の目星をつけるが、まだ守与を殺害したトリックの謎が残っていた…。
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ゆい
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