エピソード01
第845話 絶体絶命暗闇のコナン(前編)

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あらすじ
暗闇の中、コナンはふいに目覚める。猿ぐつわをされ、ロープで縛られたコナンは声が出せず、身動きも取れない状態だった。コナンはなぜ自分がこのような状況にいるのか、冷静になって思い出そうとする。コナンは自分が長方形の木箱の中にいる事、足元に自分の携帯がある事に気付く。その時、コナンの上着ポケットにあるDBバッジのコール音が響く。歩美、光彦、元太が新作ゲームを買いに行く途中で姿を消したコナンを心配して連絡してきたのだ。だが、コナンはDBバッジに出る事ができない。
その頃、小五郎は浅田法律事務所にいた。唐橋グループ会長、唐橋剛太郎の顧問弁護士の浅田公彦は今朝、金庫から遺言状が盗まれたと打ち明ける。遺言状は3日前に他界したの剛太郎のもの。今日の葬儀の後、遺言状の内容を内外に向けて発表する段取りだという。剛太郎が遺言状を書き換えたいと浅田を呼び出したのは亡くなる10日前。剛太郎の妻は10年前に他界していて、当初、遺言状には遺産の50%を長男の唐橋耕造、残りを折半して長女の唐橋光代、次男の唐橋英輔に譲ると書かれていたという。
そして、10日前に全財産を50年仕えた秘書の女性に譲ると書き換えた剛太郎。女性は剛太郎の愛人だった。小五郎は遺言状を書き換えるために盗んだ犯人は3人の子供の中の誰かと推理する。浅田の依頼は葬儀が終わるまでに遺言状見つけるか、犯人を特定する事だった。コナンは徐々に記憶が蘇ってくる。元太たちと買い物に行く途中、ビル裏口の扉が開いている事を不審に思って様子を見に行ったコナン。中では何者かが金庫を無理やりこじ開けていた。この後、コナンは犯人に見つかり、蹴り飛ばされて気を失ったのだ。その時、コナンの携帯は犯人に踏みつけられていた。
全て思い出したコナンは線香の匂いとドライアイスの冷気から自分が棺桶の中にいると察する。この後、哀はコナンが消えたと連絡してきた歩美たちと合流。哀たちはコナンが皆と別れた場所の周辺を調べる。その頃、小五郎と浅田は葬儀式場にいる耕造、光代、英輔と会い、今朝のアリバイを確認。容疑者3人は相手を疑って罵り合う。耕三は英輔から電話があり、2時間話していたと証言。英輔は光代の電話で起こされ、その後、耕三に連絡したという。3人は携帯ではなく、家の電話を使ったと証言する。
コナンは何とか足元にある携帯を縛られた後ろ手の手元に引き寄せる事に成功する。コナンは壊れた携帯のささくれを引っ掛けてロープを緩め、猿ぐつわを外す。そして、コナンはDBバッジを使って哀たちに連絡し、自分が棺桶に閉じ込められている事を伝える。コナンは二重底になった棺桶の遺体の下の小さな空間にいると推理していた。その時、棺桶が車のエンジンと共に動き出す。コナンは自分が閉じ込められた棺桶が霊柩車に載せられていると考えて…。
blackmonkey
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clara
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