エピソード12
第856話 セレブ夫婦の秘密

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あらすじ
小五郎、コナンが見つけ出した迷子の猫をマンション5階に住む依頼人に届けた後、4階から警察を呼んでという声が聞こえてくる。4階の前原聖一の部屋の前には保利舞子、マンション管理人の林吉江、宅配員の松田巧がいた。吉江は前原の部屋が荒らされ、床に血痕があると説明。小五郎たちが部屋に入ると、前原が胸から血を流して絶命していた。さらに小五郎たちはクローゼットの中で拘束された妻の前原早紀を発見。早紀の友人の舞子は口を塞いでいるガムテープは剥がすが、すでに早紀は絶命していた。
この後、目暮警部たちは捜査を開始する。舞子と松田に部屋の鍵を開けて欲しいと頼まれた吉江。松田は荷物の集荷を依頼されて部屋を訪ね、舞子は買い物に行く約束をしていた早紀を迎えに来たという。部屋からは金品がなくなっていた。前原の死因は刃物で胸を複数個所刺された事による出血性ショック死。前原はデイトレーダーで、最近大勝ちして数千万円を銀行口座に移していた。
早紀の死因は鼻口をガムテープで塞がれた事による窒息死。死亡推定時刻は前原が午前11時頃、早紀が昼12時半頃だった。そして午前11時頃、犯人と思われる人物がエントランスの防犯カメラに映っていた事が判明。映っていたのはニット帽、サングラス、マスク、ツナギ姿の人物だった。千葉刑事は非常階段の防犯カメラが壊されていたと目暮に報告。吉江によれば、壊されたのは2日前だという。
目暮は防犯カメラに映る人物を犯人と考えていた。この後、鑑識がマンションの非常階段横にあるゴミ捨て場で血の付いたニット帽、サングラス、マスク、ツナギ、ナイフが入ったゴミ袋を発見。これらは犯行に使われたモノに間違いなかった。そして、早紀が近くのホームセンターで強盗に使用した着衣を購入していた事が判明する。さらにニット帽の内側から早紀の髪の毛も採取される。
目暮は強盗に扮した早紀が前原を殺害したと推理する。早紀は強盗犯に扮して外に出て証拠品をゴミ捨て場に投棄。自分の部屋に戻る時に防犯カメラを壊した非常階段を通ったのだ。そして、被害者のフリをしようとした早紀。目暮はクローゼットに服が多すぎて窒息死してしまったと考える。コナンは早紀の鼻口を塞いだガムテープに目を留める。ガムテープの粘着面には口紅の跡が幾重にもついていた。
この後、コナンはクローゼットを調べ、服をぎゅうぎゅうにかけたハンガーラックに注目。コナンは服の匂いを嗅いである事に気付く。コナンは別の服も気になり、今度はチェストの中を確認する。コナンの推理通り、チェストの服はなくなっていた。この後、早紀が縛られていた結束バンドから彼女の指紋が検出され、目暮は強盗を装った早紀が前原を殺害後、被害者のフリをしようとして窒息死したと確信するが…。コナンはこの事件の真相に辿り着き、真犯人が誰かを見破って…。
blackmonkey
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ひらめ
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