ロボットマン

スターウォーズ:クローンウォーズ シーズン7のロボットマンのレビュー・感想・評価

4.0
存在は昔から知っていたもののシリーズ物のCGアニメがそもそも苦手なのと、どうせ番外編レベルの内容だろうと高を括り、観る気はさらさらなかったシリーズ。
エピソード2と3の空白期間を補完する物語、そしてアソーカ・タノが活躍すると知り鑑賞。
オビワンとアナキンの新三部作のジェダイコンビに真の主役とも言うべきアソーカ、更には本編では雑兵としか描かれなかったクローン・トルーパーたちの活躍や個性までが細かく描かれている。
クローン・ウォーズを観た後だとエピソード3でのオーダー66が如何にジェダイたちに容易くダメージを与えたか、その惨さが分かる。信頼していたクローンたちを切り捨てるしかなかったヨーダたちの辛さは本編だけでは伝わらない。
そういう意味ではより繊細にスターウォーズの世界を描いた本作は素晴らしいと思うと同時に描き過ぎでは…と感じる部分もある。
オビワンたちがドゥークー伯爵と会いすぎでお互い毎度毎度仕留めきれないのが馬鹿に見えるし、アナキンはパドメに会い過ぎで本編の再会の感動が薄れる。
まさかの復活を果たしたダース・モールはよく喋りよく負ける小物感が悲しい。

しかしながらアソーカは勿論、キャド・ベインやボカターンなどの魅力的なオリジナルキャラクターを生み出せたし、若い頃のソウ・ゲレラが出てきたのにも驚いた。
CGアニメシリーズとは思えないほど実写スターウォーズ作品に影響を与えていて、最早これはスターウォーズファンは必修なのではないかとも思う。
というか調べたら監督のデイブ・フィローニはマンダロリアンやローグワン、更にはアソーカ単独ドラマにも関わってるとのことで、今後もこのクローン・ウォーズから続くストーリーやキャラクターたちは多くなっていきそう。

かなりの短期間で映画クローン・ウォーズ含めシーズン7までを時間があればひたすら流し続け、より理解を深めるためにエピソード1から3も再度鑑賞したので何度か暗黒面に堕ちそうだった zzZ