真っ黒こげ太郎

機動戦士ガンダム 水星の魔女の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年製作のアニメ)
4.8
今までガンダムシリーズに触れずに育って来た私真っ黒こげ太郎ですが、この度今作をもってガンダム童貞を卒業しました!!!!!!


一応、アムロとかシャアとかのキャラの名前は知ってたし、幾つかのネットミームには触れてたんで興味がねぇ訳じゃなかったけど、正直な話シリアスな戦争物は心身がやられそうだし、それで50話近くは流石に追うのが大変そうで…。

熱血格闘アクションモノで見やすそうな「Gガンダム」か、主人公が「俺がガンダムだ」と名乗る「ガンダム00」辺りが気になってたのでそこら辺で初ガンダムを捧ぐかと思っていた。



しかしそんな中で、今作の一話が話題になり、俺の中で衝撃が走った。


(最初の戦いに勝った主人公とヒロイン、主役機ガンダムの掌の上で)
「そして、私の婚約者の証でもあるわ。」
「ええ!?」

「で、でも、私、女です…けど…!?」
「水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然“アリ”よ。」
「あわわ…(唖然)」
「よろしくね、花婿さん。」



・シリーズ初の女性主人公→そうですか

・久々のゴールデンタイムでガンダムシリーズ放送!→よかったね

・少年少女を中心とした学園もの→いいんじゃないでしょうか

・宇宙企業の暗躍も絡みます→なるほど

・第一話でヒロインの女の子と主人公の女の子が婚約してしまった→なるh…

!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?


何…だと…!?


「神無月の巫女」で百合に目覚めた自分としては、百合×ロボットアニメ界隈に(そんな界隈あるのか)まさかの天下のガンダムシリーズが参戦したことに驚きを隠せなかった。


こんなん…もう追いかけるしかないやん…。

という事でまさかの「百合ロボットアニメ」の仲間入りを果たした今作が、俺の初ガンダムとなったのだった…。




その後も(百合含め)衝撃満載な展開が数多く展開し、一気に引き込まれる。

・僅か3話で物凄い勢いで浄化されたグエル先輩、しかも主人公に告白しヒロインレースに参戦!!!
(何処ぞのソウマ君を彷彿とさせる、こちらの方が壮絶な人生を歩んでいるが。)

・最初は「父親の婚約ゲームが嫌なだけだから」という理由でスレッタの花嫁になっていたミオリネが、凄まじい勢いで行動して(普通は主人公救うために衝動的に会社とか起業せんて)最終的にデレる。
(最初は本気で惚れてなかったのが段々惹かれてゆくのも百合の伝統だ)

・学園ものなので最初はそこまでキツくないかな…と思ったらいじめや不良の喧嘩や、格差社会や弱肉強食が蔓延するヤベェ学校だった。
周囲の大人も企業の社長兼毒親だったりするし、ヤバい連中だらけ。
(ガンダムシリーズ知らないけど、歴代の登場人物ってこんなんばっかなのか?)

・2話で主人公とモビルスーツが審議にかけられ、その後も何度も審議にかけられる。
(異端審問か何かか?)

・またしても主人公に好意を持ってヒロインレースに参戦したエランだが、とんでもない事実が明かされ中盤にとんでもない事になる。
(あれで2週間待たせるの酷すぎるだろ!!!)

・中盤から後半は起業しての平和な展開が続く…が1クール目のクライマックスで激しいテロが始まる。



そんな感じで、平和な回も多いっちゃ多いが、怒涛の展開が押し寄せてきてこちらを釘付けにさせる。
多分、皆こうやってガンダムにハマっていくんだろうなぁ…。


最後は無難に終わる…かと思いきや衝撃の、阿鼻叫喚のラストで2クール目に続く。


日5で百合告白流せたことも凄いけど、あんなスプラッターな場面も流せるんだね!HAHAHA!!

…ふざけるなぁ!!(涙)

そしてそこから俺は、3か月の間、後の不穏な予感に震えながら、2クール目の放送を戦々恐々と待つのだった…。

(2クール目の感想に続く)