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魔法少女まどか☆マギカのuのネタバレレビュー・内容・結末

魔法少女まどか☆マギカ(2011年製作のアニメ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

何回見直した作品か分からないけど、とりあえず2021年初観賞。良い作品というのは誰かに語りたくなるし、何回も観たくなるもので、その度に新しい発見があるものです。
『まどマギ』の凄いところは論理的すぎる設定だと思います。これまでの魔法少女ものであやふやにしていた設定を全て整合性の取れたものにしている点が本作の凄みでしょう。

そして今回観賞して思ったのが、あれ?旧エヴァっぽくね?ということですかね。3話?のマミが戦いに行く場面は旧劇場版でエヴァシリーズと対決する前のアスカに似ているなと思いました。ラストのまどかが人間を超えた存在となるのも、やっぱりエヴァっぽいな〜と。やはり、エヴァに影響を受けた世代が今アニメを作ってるからなんですかね。まどマギを観て改めてエヴァの影響力の強さを感じました。

もう一つ、本作の深みの理由は思想性だと思います。各キャラの思想性のぶつかり方も深みを増してる要素の一つになっていて、それぞれのキャラが魔女と戦う理由がハッキリしてるんですよね。杏子なら絶対自分の為だけに魔法を使うとか、さやかなら他人の為に魔法を使う。ほむらはまどかを救う為だけに魔法を使います。
そして、杏子の他人の為だけに魔法を使うという想いは、好きな子を親友に取られそうになり幼馴染を助けた事を悔いるという痛い所を突かれ、ただキャラ有りきの作品をではなくちゃんと思想性の入ってる作品になってるんですね。

半年前に購入した50インチのテレビで観たんですが、アート色が強い作品なので絶対大きな画面で観るのをオススメします!
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