ピちゃん

文豪ストレイドッグス 第1期のピちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

文豪ストレイドッグス 第1期(2016年製作のアニメ)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

過去鑑賞作品。

石田彰さん目当てで、ちゃんと一期から見ておこうということで拝見。正直つまらないな。一期で見るのは断念。学生が暇潰しに見るのはオススメ。気軽に見られる。文豪の名前を覚えられるし。

キャラデザ、作画、声優全てに満足。かっこいいし、私は文豪大好き人間ではないので、異能力も不快に思わない。

ただ、ストーリーが1話完結?なんか、突拍子もなく話が始まる。ストーリーの繋がりがあまり感じられない。普通は、一つの大軸があった上で、1話1話でも異なる小事件を解決していくというパターンか、大軸に向かってそれに関連した事件を次々解決していくパターンが多いが、この作品はそこがなんかごちゃついてる印象。

マフィアに狙われてるのに、呑気に街をぶらぶらしたり、ご飯食べに行ったり。おかしくないか?緊張感ゼロ。探偵社の人たちは、めちゃめちゃ目立つ格好してるし。主人公が覚醒するタイミングも意味わからない。なんで、いきなり虎になれたの?さっき会ったばかりの泉ちゃんを助けるため?トリガーが弱すぎて驚き。

マフィアとは別の組織も絡んできて、マフィア出身の太宰治も探偵社にいて、マフィアがあんまり悪い連中に思えない描写もあるし、どこに感情移入したらいいのか分からない。どっちも悪ではないということにしては殺人をしている時点でおかしいし...。まぁこれから過去が明らかになるんだろうけど。

あと、国木田さんが父親代わりで面倒見てた人が死んだ時、あっさりしすぎでは?慣れてるから?すぐにけろっとしてて驚いた。死がほんとあっさりなんだよね。犯人もあっさり捕まるし。とにかく軽ーいノリで進む。人はあっさり死ぬ割に、探偵社の人やマフィアは補正かかってるのかな?全然死なない。異能力者は死なないのか?ダークファンタジー大好きな私にとっては、その辺の軽いノリも感情移入出来なかった。

イギリスの探偵社っぽい街にマフィアという時点で少なくとも日本ではない国と感じるのに、警察や文豪たちはバリバリ日本人、という設定にも違和感を覚えてしまう。

軽いアニメに慣れてない私が悪い。現実味なさすぎるのはやっぱり苦手なのかも。でも、アニメに現実味なんか求めてないはずなんだけどなあ。やはり、ストーリーの軸がはっきりしてるか、主人公に感情移入出来る作品でないと、急に陳腐に思えてしまうのかもしれない。