ちょび

ピアノの森 第1シリーズのちょびのレビュー・感想・評価

ピアノの森 第1シリーズ(2018年製作のアニメ)
2.8
1.2シリーズあると知らずに、続けて一気に見てました。

海は酷い環境で生まれても、周りに助けてくれる大人や愛してくれる大人達がいて、さらにピアノの才能まであって、本当は恵まれた人なんだなぁと思いました。結局は恵まれてるからやれるんだよね、と嫌な思考になりました。アニメに救いようのないストーリーを求めるつもりはありませんが、酷い環境だと決めないでほしい。助けや愛があるのなら素晴らしい環境だからです。
中国人の方が酷い環境なのに、なぜか彼は一人で立ち直ってしまう。
シュウヘイは妬みに駆られているのに、なぜか自分の音を見つけてしまう。音を見つけた途端、父とのわだかまり、海への嫉妬がなぜか整理されてしまう。
ポーランド人は意地悪して海に絡んでいたのに、なぜかそれだけのキャラで終わる。
そんな簡単に転換出来ない心情だろう?
この辺りを、もう少し追求してくれたら、感情に沿った良いストーリーになるのになぁと思いました。原作ではきちんと描かれているのかもしれませんが。

音楽シーンの動きが、中途半端なCGのようで残念でした。後半は手の動きすら見せないカットになっていて残念でした。でも下手なCGになるよりは気が散らず良かったですが。

時々話がバッサリ飛んでる気がしました。ちょくちょく、そんな事あったかなというセリフや話があったので、ストーリーをねぐってるのでしょう。であれば、そういった部分を綺麗に消して欲しかったです。中途半端すぎかなと。

音楽にかけたのか、心情にかけたのか、どっちを取ったアニメだったのだろうか。
どちらにしても、かけ方が中途半端で残念です。
原作読んでませんが、おそらく素晴らしい作品なんだろうなと思ったので。
ちょび

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