エピソード07
第7章 ズーコひとり

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あらすじ
空腹に耐えながらひとりで旅するズーコは土の王国のとある町へたどり着き、なけなしの金でダチョウウマのエサを買うが、悪党兵士ガオたちに因縁をつけられ奪われてしまう。ガオたちにいたずらしてズーコに助けられた少年リーは、お礼にズーコを家へ連れて行く。家族の絆に触れたズーコは自分の家族を回想する。少年時代のズーコは、優しい母アーサ、火の王アズロンの次男である父オザイ、神童のような妹アズーラと暮らしていた。オザイの兄アイローは土の王国の都バーシンセーを攻め落とそうとしていたが、息子ルーテンを戦で失い絶望に暮れ、都の包囲をあきらめる。野心的なオザイは王位継承権をアイローでなく自分に与えるようアズロンに懇願し、アズロンの怒りを買う。その夜、アーサはズーコに別れを告げて失踪し、アズロンは謎の死を遂げ、オザイは火の王となる。