我々がアトリに向ける猜疑の念がシンクロしたときの視聴体験は見事。
後から否定されようがされまいが、言葉や表情をあてがう行為がどこかそらぞらしい振る舞いとして透けて見えていたのは感心する。
題材としてはベタながら、ヒューマノイドの美少女性も含めてしっかりと考えられたストーリーで概ね満足。
ただなんだろう、原作のシステム的な部分が垣間見えるじゃないけど、主人公の選択次第でどちらにも転びそうな結末の振れ幅がどうにも虚しい。(そこ含めての繊細なテーマだとも思うけど)
それと不釣り合いな主題歌が本当に残念だった。