映画ケーン

ジョーカー・ゲームの映画ケーンのレビュー・感想・評価

ジョーカー・ゲーム(2016年製作のアニメ)
2.6
面白くない会話がやたら長いしダラダラした説明も多い。1話のポーカーのくだりからそう。
モノローグ、回想も多い。つい数分前の回想すら入る。
構図も捻りが無い。

「スパイ学校」が作られ、そこを出た彼らが祖国日本の為に頑張るんだけど、我々の現実世界として「敗戦する日本」というのが決まっていて、影がある。そんな物語になると思えば、スパイとその半径3mしか描かれないから戦時っぽさがあまりしない。
言い訳がましい「この番組はフィクションであり〜」という、物凄い覚悟の無さを感じる。

「これだから日本は負けた」「『スパイ学校』を作らなかったからだ」とでも言いたいのか。それならもっと説得力のある描き込みが必要だし、そうじゃないなら、結局何が言いたいのか良く分かんない。気取ってるだけにしか見えない。

「センソウ」に切り込んだクールな「ニンム」をこなすテンサイ達の話にしか見えないんだよな。
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