世界を壊し世界をつくる

ボールルームへようこその世界を壊し世界をつくるのレビュー・感想・評価

ボールルームへようこそ(2017年製作のアニメ)
4.2
やりたい事が見つからない主人公の富士田多々良は競技ダンスに打ち込む正反対の女の子の花岡雫に感化され、競技ダンスに興味を持ち始める。
著しく成長する主人公に周りも焚き付けられ、互いにぶつかり合う中で感じる興奮や葛藤が魅力的な作品。
相手を理解しようとする気持ちを題材としている。
自分はまったく社交ダンスなんてわからないけれど、細かい描写と説明で社交ダンスを知らない人でもすごく分かりやすく仕上がってるし、競技中の演出も良いことからキャラクター達の高揚感がよく伝わる。
彼らの一瞬の輝きを美しく描ききっていました。
ただ、競技に入ると面白いですが、それまでの二人のダンスの形を探しす過程は進むのが遅すぎて退屈に思え、少し残念でした。
好きな事を追っかけるってとても素晴らしい。

自分と別の存在がそこに居て、それを理解できないと知った時それはとんでもなく愛おしいものじゃないか?それだけで自分が自分であって良かったとそう思わないか?