襟

TRIGUN STAMPEDEの襟のネタバレレビュー・内容・結末

TRIGUN STAMPEDE(2023年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

涙が止まらないラスト
12話ずっと画面に釘付けだった、最高のアニメ

1話から一連の流れ、主人公の魅力を見せつけて来るかと思いきや、主人公がいかに矛盾しているかを見せつけてくる
この時点でヴァッシュから心が離れてしまった人、可哀想に。これは布石だよ
でもこの時点で最重要話数なのかと毎話疑うレベルでLOの質が高い、高すぎる
ディテールまで含めて、ORANGEはアベンジャーズでも作ろうとしているのかと思ってしまう
一生ついてくよ…

ガチで体感の話だけど、
ORANGEのアニメもしかしてアクションつなぎ多くない…?
カット尻の振り向き、表情が本当に細かく、しかも魂が宿っている

表情は全編通してクオリティ高いし、瞳をアップで抜いても迫力が勝ってる、ガチの3Dアニメだ…
初めて3Dアニメ観る人は度肝抜かれるだろうね

中盤のキーとなるロロの登場によって初めて、
これはヴァッシュの矛盾がどうして生じたのかがひとつの主軸だとわかる構成
なんて贅沢なんでしょう、大好き

ウルフウッドの話がしたい人は今すぐ原作かpixivに行けということですね
こだわりの表情、十字架銃と連携した戦闘アクション、極めつけのライター、お腹いっぱいです…
ありがとうORANGEとほそやん、フォーエバー
というか幼少期で急に作画アニメが始まって、フル3DCGだと思ってた勢腰抜ける
絵が上手すぎるね、この絶対地獄しか待ってない絵本調の過去編、もうかなり前からトラウマ

ヴァッシュのモデル口が小さくて可愛い、この何気ない可愛さが効く
なんで松岡禎丞ってこんなに演技上手いんだろう…(今更)

毎話毎話アヴァンからOPへの流れがセンスの塊で「カッコよ…」って放心してからOP観てる

当然じゃないと思うけど、アクション毎回口あんぐり開けて見てた
ド派手アクションを何話も何カットも続けられるのはスケジュールの問題かそもそも3Dの性質か…

過去が明らかになっていくにつれて「なんで…ナイ…」と呟いてしまうほどのめり込んでいった
同じはずだった、想いあっていた同士なのに、たった一つの出来事をきっかけにして道を違い、もう二度と隣を歩けなくなることは、ひどく悲しく、惨いことのように思う
その出来事がそれまでの喜び、絆の結果起こったことなら尚更

最終話で双子が道を違った出来事を目撃し、初めて、ヴァッシュがいかに人間への愛だけを軸に生きてきたかがわかる
救われない主人公には必ず、救いの手を差し伸べる主人公がいる

運が悪いはずのないロベルトを失い、勝機のないところに突っ込んできたメリル
まあ世間知らずじゃないと出来ない芸当
ロベルトが撃たれたときはさすがにキレた、お前いい加減にしろよ女
まあでもそれが主人公、強く生きていけ
失ってもすぐ立ち上がるあなたを皆が助けるのです…あと唇が可愛いですよね()

天才・村瀬歩のやった子供とか、
内山昂輝くんのブルーサマーズとかどこいってしまったんですか…?次??あの不穏な連中が2期ですか??

妹はワムズそのもののまる子に爆笑してましたが、私は本当は怖い声だよなぁと怯えてました
「この星のためになるのは、プラント?それとも人間?」の問いには痺れました
1歩宇宙の外に出れば人間という括りで私たちは価値判断される存在であるという価値観の再認識、怖い最高

ORANGEアニメで、私がすごく魅力的だと思ってるのは、微かな拒否・拒絶や、恐れの表情を魅力的に出せるところ
ここは結構作画でも難しいから、かなり勉強になる
あとは上に書いた抜群のコンテ力・LO力
空間の見せ方、見習いたいところばかり…

大好きな作品になりました、次も必ず観ます
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