TETO

天国大魔境のTETOのネタバレレビュー・内容・結末

天国大魔境(2023年製作のアニメ)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

残酷な世界と歪で純粋な人間関係がとても魅力的ですごいと感じた!

完全な複数視点で展開していく作品をアニメでは初めて見たと思う。
↑こういう作品が超好きです!

『このマンガがすごい!』1位の作品で気になっていたが、ディズニー+のみの配信で見る機会がなかった。
独占配信になってしまっているのが勿体ない作品。

世界観もストーリーも完璧に限りなく近いと思う。キリコが自分のことを告げたシーンでマルとキリコの感情や関係性をどうやって…どうするん!?っていう感じだった笑
13話(アニメ最終回)のマルがキリコに対して言うセリフに二人の関係の全てが詰まっていると思う。コレ以上に適した言葉はないでしょ!

8話が特に、すごくて考えさせられて…
人を救うということはどういうことなのか、どこまでいけば救ったことになるのか…
ビルの屋上で彼女の上半身を抱えながら、前髪を持ち上げる。そして、銃で自殺をする。
主人公たちが完全に想定していなかった行動が起きる。マルたちも彼の悔しさや悲しみ、安堵などを共有していたと思う。しかし、そこの感じ方の度合いに大きな差があったからこそ、想定外が起きたのだと感じる。
言葉にすると浅くなってしまうような、感情と現象が人間だと感じた。
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