めたるうーぱ

葬送のフリーレンのめたるうーぱのネタバレレビュー・内容・結末

葬送のフリーレン(2023年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

リアルタイムで毎週楽しみにしていただけに、終わってしまったのが寂しい。
カメラアングルやカット割り、セリフと動きの同期など、演出の重要性を再認識させられた。どのキャラも妙に重みがあり、生々しかった。また、この作品をフリーレン視点の物語と考えると、勇者一行の冒険を含むヒンメル生前はヒンメルに関する断片的な記憶が残っている程度だが、ヒンメルの死後は一つ一つに目を向けるようになって細かく描写されていると考えられるんじゃないだろうか。(単に本編の方が回想より細かいのは当たり前だけど。)そこにフリーレンの成長というか、変化を感じる。
物語の展開としてはフリーレンの感覚に合ったのんびりとしたものだったが、そこに詰め込まれた「登場人物たちに生命を吹き込む」という熱量がとんでもなかった。
知ったふうに語ってしまったが、まだ気づいていない工夫が無限にありそうなので、定期的に見直したい。
素晴らしい作品をありがとうございました!続編も待ってます!